2024.12.17

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今日は理論的には分かっていたことについて神霊的な導きを感じたので、私の考え方が間違っていなかったことを再確認できました。ここに至るために無駄な時間を過ごしてしまったと思います。今回得た恩恵を皆様と分かち合えたらと思います。

 

修練会や教会生活の中でも受け継がれてきた間違った信仰観があります。

一つは皆様がご存知のようにお母様が第一のお母様、第二のお母様の失敗の上で立てられた第三のお母様だという考え方です。

この考え方を信じて広めたことがある人は深く悔い改める必要があります。私も言われるままに信じていたとはいえ同罪です。

これはお母様自体のみ言を見ればはっきり間違いだった事がわかります。お母様は初めから神様の娘として無原罪でお生まれになった唯一無二のお方です。この正しい信仰観はかなり浸透してきたと思います。

 

それと共に未だに正されていないことがあります。

それは、原罪は真の父母が清算してくださるとしてもそれ以外の罪、遺伝罪、連帯罪、自犯罪は自分で清算するのが責任分担だという信仰観です。

この間違いを修正するのはかなり大変です。この罪観が食口の中に深く根付いているからです。先祖の因縁や家系図の説明などを通して御言以上に深く突き刺さっている人も多いと思います。あるいは日本が過去になした侵略行為に強い罪意識を持ち引きずっている方もいます。

 

このような考え方をする方は次の事実について説明しなくてはなりません。

それはイエス様の十字架の時の右側の強盗についてです。この強盗は十字架につけられるくらいですから、かなりの罪状があったと思います。物を奪うために人を殺したこともあったでしょう。同じような罪を犯した先祖も多くいたことでしょう。本来なら地獄の底の底に行くしかない人物です。

しかし彼は死の絶頂でイエス様を信じたことでイエス様と同じ楽園に行ったのです。彼は自分で先祖の罪を精算したわけではありません。強盗の罪に対する蕩減条件を立てたわけではありません。彼がしたことはイエス様を信じたことだけです。

イエス様を信じたことで彼の罪は全て精算されたのです。イエス様が真の父母になれなかったので右側の強盗の原罪は清算されませんでしたが、遺伝罪、連帯罪、自犯罪は精算されたことがわかります。そうでなければ楽園に行けるはずがないのです。

 

霊的真の父母となられたイエス様の救いの恩恵はとてつもなく大きかったのです。これを見れば真の父母様が原罪を初め全ての罪を精算できないことはあり得ないことが分かります。

 

しかし私たちはわざわざこの救いの恩恵から遠ざかる考え方をしてきたのです。先祖解怨、先祖祝福についても自分と家族の罪の清算のためと考えている方が多いです。

 

先祖解怨と先祖祝福は先祖自身の罪の清算のためです。私たち子孫から祝福を受けるので、私たちは先祖に対して父母の立場に立ちます。それによって私たちは祝福を与えた全先祖の祖先になるのです。私たちの上の代には真の父母様しかいません。

先祖解怨と先祖祝福は伝道そのものです。伝道による氏族の再編成なのです。

 

肉親の父には父母がいて自分から見れば祖父母は4人います。その上は8人、16人、32人、64人、128人、256人、512人と乗数的に増えていきます。先祖の罪を精算するために解怨と先祖祝福をするのなら14代まででも16384人の先祖解怨、先祖祝福をする必要があることが分かります。14代4系で65536人となります。夫婦8系で13万1072人です。430代なら気が遠くなる人数を解怨、祝福しないといけないことになります。自分で先祖の罪を精算することは現実的な不可能だということがここからも分かります。

 

先祖解怨、先祖祝福の実際は、父方は父、父の父、父の父の父というように本人とその妻だけです。430代全ての人数は860人です。祝福夫婦としての8系430代全て合わせても6880人にしかなりません。

先祖解怨と先祖祝福が先祖から自分に繋がった遺伝罪の清算のためというのははっきり間違いだと分かります。

 

自犯罪ですら自分では清算できません。皆さんは過去に犯した自分の自犯罪が何であるか認識できますか？自分ではこれが一番の罪だと思っていたとしても違う罪の方が深刻かもしれません。また、過去の一つの罪について苦しんでいるとしても、それをどうすれば清算できるのか分からないのが私たちの実像です。

 

このように何が罪であり、それをどう精算するのかは私達にはわからないのです。これが分かるのは神様と真の父母様だけです。そして精算できるのは真の父母様だけなのです。

 

それなのに自分で遺伝罪、連帯罪、自犯罪を精算するのが責任分担だと考えるのは愚かな考えなのです。

そして一番問題なのは、罪の精算は自分がやるべきことと考える事で結果的に真の父母様の勝利圏を信じていないことになることです。これはとても深刻なことなのです。真の父母の勝利圏が全く連結されないで遠ざけているのと同じなのです。

具体的には私に遺伝罪、連帯罪、自犯罪があるのと同じ現象が起こるのです。悪霊もこの食口には連帯罪、遺伝罪、自犯罪があるとして讒訴し侵入してくるのです。

これはとても苦しい信仰路程となってしまいます。

真の父母様の勝利圏を信じないマイナスはあまりにも大きいのです。

 

真の父母様はアダムとエバの罪を蕩減復帰するのが使命です。

ところでアダムとエバの罪とは原罪だけなのでしょうか？堕落によってこの世界は堕落世界になり罪が当たり前の世界になってしまいました。これが綿々と続いてきました。これに対してアダムとエバは、それらは私たちの罪でないはないと言えるでしょうか？

根源的に全てアダムとエバに原因と責任があるのです。

真の父母様はアダムとエバの堕落については精算する責任があるが、その後の罪は真の父母に責任はないと言われるでしょうか？そんなことはあり得ないのです。人間に対するサタンの讒訴条件が残るような復帰をされたとすればサタンは今でも存在しているはずです。

 

神様から見れば真の父母を送られる目的は堕落の痕跡が一切ない本然の世界を取り戻すためです。

これは全人類が本然の位置に戻る蕩減条件を立てるだけではなされません。

サタンは1999年に復帰されましたがそれだけではダメなのです。更に神様を本然の位置に戻すための蕩減条件が必要なのです。堕落によって別れてしまった夜の神様と昼の神様をもう一度一体化させ本然の位置につかれるために蕩減条件が必要です。

そのために2000年ぐらいから2013年までの期間とお父様の死の聖和路程が必要だったのです。そして堕落の痕跡を完全になくし本然の世界に戻す蕩減条件を完全に立て終わったのが基元節です。

それでお父様が全てを成したと言われたのです。

 

真の父母様は本然の天国が実現する蕩減条件を全て立てられたのに何故天国にならないのでしょうか？

それは私たちが真の父母様を絶対信仰しないと勝利圏が私たちに連結されないからです。それで勝利圏が実体化しないのです。

 

真の父母様はそれが一番の問題だとあまりにもご存知ですが、私たちの責任分担には干渉できないのです。

そこで天心苑を絶対信仰することで真の父母様を絶対信仰する道を用意されたのです。私達が真の父母様を絶対信仰できていたなら天心苑は必要なかったのです。

 

天心苑で祈れば奇跡が起こる、全ての願いが叶うというのは当たり前のことなのです。真の父母様は本然に戻るための全ての蕩減条件を立てられたので、真の父母様に連結すれば本然に戻る現象が起きるのです。本然に戻る現象が奇跡と見えるのです。

 

肉体的、精神的な病は本然にはありません。それで病が治る奇跡が起きるのです。

本然では夫婦や親子、兄弟間の不和はありません。当然、国家の分断や紛争はありません。国境もありません。経済格差や環境破壊はありません。

私たちが真の父母様を絶対信仰して、それができる人が増えたらその分だけ本然化する現象が起きるのです。奇跡は本然化の現象として当然のごとく現れます。

 

私たちが真の父母様の勝利圏に対する信仰と確信が強い分だけ、奇跡は短時間で起きます。呼名祈祷は奇跡を呼び起こす祈祷です。この場合、ただ相手を呼んでいるだけでは本然化現象は現れにくいのです。呼名祈祷の相手や自分との関係性などについて呼名する場合、まず真の父母様に対する自分の絶対信仰が前提となります。そのうえで真の父母様の勝利圏が相手に対して連結されるような祈りをはさみながら呼名するのです。是非やってみてください。

 

また、罪の問題について先に述べた間違った解釈をしていると真の父母様の勝利圏に連結しません。重生の役事も起きません。それどころが悪の勢力が格好の獲物だとみてやってきます。

この信仰は義務と使命中心の修業的なものになります。喜びも希望もない暗い生活になります。自分が暗いと周りも暗くなります。そして暗い人が仲間になります。暗い霊人もやってきます。

多くの食口が罪に対する間違った信仰観で苦しんでいます。責任者の方、先輩家庭の方は是非正しい信仰観をお伝えください。砂利道、泥道で苦しんでいる食口を高速道路に連れて行ってあげてください。

 

何度も申し上げて恐縮ですが、日本での迫害は私たちが真の父母様を絶対信仰していなかったことによって起きました。韓国の現象も同様です。日本の食口、韓国の食口が正しい信仰観を持てば必ず本然に戻っていく現象が起きてきます。方法論や他の活動によっては決して解決しないのです。それらをいくら頑張っても対症療法にしかなりません。根本的な解決にはなりません。

 

真の父母様を絶対信仰していく生活はとても明るく希望に満ちています。勝利しかないのです。希望と奇跡しかありません。自力本願の苦しさから解放されます。是非皆様も親しい食口を解放してあげてください。