父母様の勝利圏を信じていないことによ る空回り
2024.12.7
問題解決と目標達成に向かって精誠を積んでおられると思います。そのことについてとても重要な内容を与えられたと思いますので文章に致します。
車に乗ってエンジンをかけてギアを連結しないと空転するだけで進まないということを経験されたことがあると思います。同様に、少なくとも私においては信仰生活が空転していたと感じさせられました。
毎日命がけでみ旨成就に献身したとしても空転が起こっている可能性があります。私たちは真の父母様の95%の勝利の基台の上で、死生決断、実践躬行で5%の精誠を捧げれば勝利できると思ってきたと思います。しかし、これでは空転する可能性があるのです。一生懸命やっているのに結果が出ないことが起こりえるのです。頑張っても、頑張っても結果が出ないことほど苦しいことはありません。それでもっと頑張って突き進むのですがそれでもだめなのです。いつまでも恵みの雨が降らないのです。そんな経験をされていませんか?
私たちは勝利された真の父母様と祈りを始めますが、真の父母様の勝利について良く分かっていないと思われませんか?
お父様が聖和される前に「すべて成した」と祈られました。あの祈りはどういう意味なのでしょうか。
真の父母様の歩まれた道は何なのかについての捉え方を間違えると多大な徒労が生じてしまいます。み言を訓読すると責任分担があるのは真の父母様だけであるとわかる箇所があります。
ここにおいて男性であるアダムは天を代表し、女性であるエバは地を代表します。それ故彼らは二人ですが、彼らが横的に一つになれば、天と地が統一されるのです。神様の愛を中心に二人が統一されれば、天宙は自動的に統一されるのです。(祝福家庭と理想天国I-二九九)
アダムとエバが堕落しないで完成し、人間の責任分担を果たせば、この地上世界と天上世界に地上天国と天上天国が成されて、愛を中心として一つの世界になるというのです。「人間の生と霊魂の世界」第三章 真の御父母様と霊界 一 真の御父母様の権限と使命 2 宇宙の中心軸、地上・天上の統治者
アダムとエバが責任分担を果たしていたならば、後孫は責任分担圏にいるのではありません。その次は統治法的家庭倫理時代に入るのです。そのときは地上に真の父母がいるので、即刻、平面的な面から教えてあげることができるのです。「罪と蕩減復帰」第一章 蕩減・復帰原理の根拠 三 責任分担を完成すれば 1.責任分担の自由化圏が必要
責任分担と蕩減復帰は右腕と左腕だというみ言がありますが、責任分担のみならず蕩減復帰の担当者も真の父母様なのです。私たちにも責任分担と蕩減復帰の道があるのですがその捉え方次第で問題が生じるのです。
人間の責任分担をなされたのは真の父母様です。人間がなすべき蕩減復帰と罪の清算をなされたのも真の父母様です。縦的、横的八段階の蕩減復帰を完了された八定式の内容を見ると人類一人一人の蕩減復帰をなされたのは真の父母様であることが分かります。
縦的八段階を見るとそれは僕の僕から始まって、僕、養子、庶子、実子、母、父、神の八段階です。これは地獄から天国に行くまでの罪の清算路程を意味しています。別の言い方をすれば原罪、遺伝罪、連帯罪、自犯罪の清算を意味しています。
横的八段階はその蕩減復帰の範囲を意味しています。個人、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙そして神様に至ります。これは蕩減復帰と罪の清算の範囲が地上から霊界に至るすべての人類、つまり一人一人の人間すべてであることが分かります。つまり私たち一人一人の原罪、遺伝罪、連帯罪、自犯罪の清算は終わっているということです。
原罪は真の父母様が清算してくださっても、遺伝罪、連帯罪、自犯罪は自分で清算するのが責任分担であるという主張は間違っていることが分かります。
簡単に言えば、全人類が天国に至るためのすべての条件を真の父母様が立ててくださっているということです。
これは本当にすべてのことを解決するための条件です。今回の日本における迫害や韓国の混乱についてもすべてそうです。問題が起きて右往左往する必要はないのです。問題が起こった時に対応することはもちろん重要ですが、解決のための条件はすべて御父母様が立ててくださっているという認識の方がもっと重要です。そのことについて私たちは根本的に間違ってきたと思います。真の父母様の勝利圏をあまりに過小評価してきたのです。勝利された真の父母様と言いながら、真の父母様の勝利が何なのかほとんど分かっていなかったということです。真の父母様の勝利圏の中にいることに気付いていなかったのです。真の父母様以外には罪の清算も責任分担完遂もできないのです。
それでは私たちの責任分担とは何なのでしょうか?
それは真の父母様とその勝利圏を絶対信仰することが基本となります。この部分が抜けていたり不十分だったりすると、残念ながらいくら頑張っても良い結果が出ないことになります。自力本願の沼から抜け出せなくなります。
個人の問題、家庭内の夫婦関係、子女の問題、親子関係、経済問題、健康問題、そのほかの人間関係、国家、世界の政治的、経済的問題など様々な問題があって解決の道が見えないように感じると思いますが、実際は真の父母様がすべて解決の条件を立て終わっておられるのです。これを自分の力、教会の力など自分たちの力だけで解決しようとしても空回りするだけなのです。
自分の問題だから自分で解決しようとするのは一見正しいように見えますが、真の父母様が問題を解決する条件をすべて立ててくださっているという観点が抜けると、結果的に真の父母様の勝利圏を信じていないことになります。
これが大きな問題なのです。これでエンジンに連結されないことが起こります。真の父母様の勝利圏に連結しないで何ができるというのでしょうか。ギアが入っていない車のようにアクセルを踏んでも空転するだけです。エンジンに連結しないと動かないのです。
皆様も呼名祈祷を毎日しておられるのではないかと思います。呼名祈祷は真の父母様の勝利圏を連結するためのものです。相手の復帰や相手との人間関係、解決したい問題について呼名祈祷する時、それは真の父母様の勝利圏を連結する作業です。これも真の父母様とその勝利圏を絶対信仰しないで行っても効果は十分にはなりません。
私たちが勝利するための公式は次のようになるのではないかと思います。
信仰基台
中心人物:私
条件物:真の父母様とその勝利圏を絶対信仰すること
期間:インディアン精神でなるまで信じ切ることですが、真の父母様とその勝利圏を絶対信仰できれば期間は急速に短縮します。
実体基台の基本は真の父母様を絶対に愛して絶対服従することです。絶対服従とは自分という意識をなくし真の父母様の願いに共鳴して一体化することです。これは初めから絶対でなくても良いのです。
この上で、家庭、氏族、民族、国家、世界、天宙を愛して一体化することです。
信仰基台の上で実体基台を為せばメシヤのための基台ができて天の役事がおきます。つまり神様が運行できるようになるのです。
真の父母様と真の父母様がすべて勝利されたことを絶対的に信じるだけでも絶対善霊の強い役事が起こります。
基本は信仰基台です。真の父母様と真の父母様の勝利圏に対するゆるぎない確信が最も重要なことです。この部分を生命視することで全く違う世界に入っていけるのです。