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堕落性は本性と呼ばれることから見ても単なる習慣ではなく血肉に刻み込まれています。このサタンの性格は個人個人の性格として受け継がれているのはもちろんのこと、政治、経済、文化、科学など人間が形成しているあらゆる分野に浸透し、社会構造化しています。

私たちはこの世界に生まれ育ったので、知らず知らずのうちに堕落性から生まれた社会制度を疑うことなく受け入れている例が多くあります。

真の愛の天国を造ろうとする場合、それが何なのか認識することはとても重要です。

この章では個人から社会、世界に浸透し、常識化あるいは制度化している堕落性をあぶりだしてその解決の道を模索します。

このように、人々が当たり前と思っている社会制度には、私有財産、知的財産、資本主義経済、貨幣経済、法治主義、民主主義、個人主義などがあります。これらの思想や制度はアベル型民主主義世界を形成して、カイン型民主主義が結実した共産主義や全体主義国家群に対抗する原動力となりました。

しかし残念ながらこれらの思想や制度は、天国を形成する本然の理念や体制とは大きくかけ離れています。これらは堕落性を深く引きずったままなので、人々を幸福に導くどころか、金科玉条のごとく考える人々を中心に人類を不幸の沼に引きずり込んでしまっています。

神様主権時代を迎えた現在、これらの制度は確実に終焉を迎えようとしてます。現代に生きる人々は、これから起こる大変革を目の当たりにしようとしています。

 

この章には次の内容があります。

「世界の諸問題の根本にある堕落性」(社会再創造論Ⅰ)

「お金経済の確実な消滅と天国の趣味経済」(社会再創造論Ⅱ)

​「法治時代から愛治時代へ」(社会再創造論Ⅲ)

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