この章は、お父様が語ることができなかった原理原相論の内容について推測していく中で出来上がってきました。
統一教会が面白いのは、『原理解説』があり、『原理講論』があり、『原理本体論』があり、『原理原相論』があることです。本体論だけでもだめだというのです。それが事実として、蘇生、長成、完成を通し、それをすべて一つにまとめて拍子を合わせることができなければなりません。統一教会の結論は、第一次アダム時代の旧約時代、第二次アダム時代のイエス様が死んだので、第三次アダム時代、第四次アダム心情圏世界に行ってこそ、安着して整理が終わるというのです。そのように見ています。
第42回真の神の日記念式典 2009年1月1日
このみ言によれば、『原理解説』『原理講論』『原理本体論』をすべて一つにまとめる内容を持つのが『原理原相論』だということです。『原理解説』『原理講論』『原理本体論』において十分に解明されてないことも『原理原相論』において明確にされるということです。
だから原理本体論というものがあって、その次に原相論があります。本体が体になる前の原相。神様が内的に育ってきていた,神様も幼児時代から少年時代,長生時代,老年時代に永生できる年齢までの原相論が出てこそ、共産主義理論が逃げてしまいます。
天正宮 訓読会 2009.01.09
このみ言によれば、『原理原相論』は神様が天地創造を成されるまでに成長し成熟し完成されるに至った天地創造以前の神様の内的世界を解明するものです。
このように見るとお父様の晩年に盛んに語られた「夜の神様、昼の神様」のみ言は『原理原相論』の骨組みであることが分かります。
そういう意味では、「夜昼の神様」の章は原理原相論の骨組みの解明を目指したものです。
ところで、原理原相論的な内容を求めて、「創造目的」「五感の役事」「結婚と性、性愛、絶対「性」と直接主管圏」「玉座の神様と人間としての神様」「神様の成功論」と出来上がっていく内に、こういった内容の全てが真の愛の解明に関するものであることに気付きました。
考えてみれば、神様の成長を逆にたどれば真の愛にたどり着きます。
結局、真の愛が分からなければ神様について何も知らないと同じだということになります。
神様の本質は真の愛です。あらゆるみ言の結論も真の愛です。政治、経済、文化、科学などすべての分野が真の愛に基づいて再構築されるようになります。
私たちが一番求めているのも真の愛であり、肉身生活の全目的は真の愛を体恤することにあるという結論になります。
このような経緯で、この章は原理原相論の試論ではなく、真の愛論として真の愛の本質を解明し、確実に実践できるようになることを目標として作成しました。
なお、真の愛についてこの章にある5つの各論の先にある更なる深淵と実像についてお知りになりたい方は、「潜在意識の謎の解明と神様の愛に関する潜在意識論」をご覧ください。