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信仰の時代が終わり愛の時代に突入しています

2025.2.22

今までの時代は神霊を中心に真理と信仰で摂理が進んできました。

各宗教には教理があってそれを真理と信じて信仰に至りました。

私たちも原理という最終的な真理を知って信仰を持つようになりました。

信仰とは確信のことだと思います。信念と言っても良いと思います。

信仰者は確信と信念をもって生活している人です。確信と信念の強い人ほど摂理史に大きな足跡を残してきました。私たちは先人の信仰の恩恵の上に復帰されました。そして私たちも信仰の道を歩んできました。その中で多くの恩恵をいただきました。

 

しかし、ここで重要な事実を再確認する必要があると思います。それは私たちが人生を全うしていく世界である霊界は信仰の世界ではないということです。

霊界は愛の世界です。信仰で生活する世界ではありません。いくら地上でこれ以上ないほどの信仰者であっても霊界では波動が合わないのです。

 

霊界が愛の世界だというのはどういうことなのでしょうか?

愛とは創造原理には主体が対象に授ける情的力とあります。これだけだと分かり難いのですが、御父母様のみ言には愛について次のようにあります。

 

愛とは、みな好きなことです。愛とは結局、好きになることです

「真の愛」第一章 真の愛というものは 三 愛が介在する時、調和が成される

 

愛を分かりやすく言えば好きだ!という情感のことです。好きだという情感は精誠を込めること、すなわち心情を投入することでどんどん強くなっていきます。たとえば表面的な愛で結婚した夫婦は、お互いの心情投入がないので愛はどんどん弱くなってしまい離婚に至ることが起こります。しかしお互いに尊重して心情投入する関係になると愛はどんどん深くなります。そしてお互いに相手がなければ生きていけない関係になります。

 

神様は人間を無限に好きになりたかったので無限の精誠を込めて創造されました。無限の時間をかけて無限の心情投入を為されました。無限の心情投入された神様は幸せな神様です。たとえ人間が堕落しても神様の愛は不変だったのはこのためです。

神様は父母として人間を無限に愛しておられるので、人間にもこの愛、すなわち好きだ!という情感を相続されます。人間の人生は神様の愛に満ちているのですが愛の無知に陥りそれが分からなくなりました。あらゆる無知の中で愛の無知が一番深刻な無知です。

 

私たちの人生は好きだ!という情感がなければ生きられないようになっています。食事をするときに感じる味わい、食感、のど越し、満腹感、これらすべてが好きだ!を伴っています。寒い時に暖房に当たった時にも幸せになります。好きだ!という情感が幸せをもたらすのです。今の時期は特にお風呂がありがたく感じます。お風呂の温かさが大きな好きだ!という情感をもたらします。

このような情感は一般的にはクオリアと呼ばれていますが、これらは人間が神様の意識の中で生活しているので神様から情感を分けてもらうことで生じています。神様の意識の中にいないAI、アンドロイド、ロボットには永遠に感じることができないあまりに貴重なものなのです。

 

三大祝福は愛、すなわち好きだ!という情感の相続です。第一祝福は神様が好きだ!自分が好きだ!という情感の相続です。第二祝福は相対者が好きだ!子女が好きだ!父母が好きだ!兄弟が好きだという情感の相続です。

第三祝福は万物が好きだとい情感の相続です。

三大祝福を深く味わっていないと霊界では呼吸できません。霊界の空気は好きだ!という情感にあふれる空気だからです。

 

さて、本論に入ります。

信仰を中心として生活し行動すると対外的には拒否する人も出てきます。確信や信念は人によって違うからです。日本における迫害の大きな要因だと思います。信仰を前面に出すと独善に陥る可能性が生まれます。

一方、愛は嫌いな人はいません。相手を好きだと思って接するなら初めは嫌な奴だと思ったとしても必ず通じ合えます。最後は相手もこちらを好きになるのです。お父様が金日成と一体化された秘訣は、お父様の金日成が好きだという情感です。そこには交渉術や政治的思惑は全くなかったのです。

 

さて、私たちです。

私たちの生活が信仰的に行っているのか、好きだ!という情感に動かされて行っているのかこれが問題です。

これを転換してくれる場が天心苑祈祷会です。天心苑で信仰の合格者から愛の合格者に向けて出発する必要があります。

愛は受けないと与えることができません。好きだ!という情感を受けないと自分も他の人も好きだ!という情感には至りません。

人生の初めにおいてこの情感を与えてくれるのが母親です。母親から乳を飲ませてもらったりおむつを替えてもらいながら無償の愛を受けることで愛を知るようになるのです。そのため母親は人生においてなくてはならない存在になるのです。

 

それ以上の愛がお母様の愛です。ホーリーマザーハンの愛です。これは既に存在しています。そして霊界のみならず地上でもお母様の愛が充満しています。これを感じるために天心苑があるといっても良いと思います。私たち一人一人を肉親の母親とは比べることができないほどの強い愛で愛してくださっています。これは信仰によって生じているのではありません。本性的な母の愛です。この愛に触れることが信仰生活の目的地です。

 

お母様の愛を感じて人に接し、仕事を為し、教会や摂理機関のみ旨を行い、生活してみてください。全く違う自分を発見するようになります。

しなければならないではなく、そうしたいという内からの力が湧いてきます。心のエネルギーや行動力が別次元になってきます。

霊界、地上界に満ち溢れているお母様の愛はすさまじいエネルギーを持っています。お母様が月を眺めて泣いておられる方だとだけ思っていると大きな間違いになります。責任者を司令官に任命して戦場で命令される総司令官でもあります。それだけ強い愛を持っておられます。

 

孝進様や興進様を動かしているのは信仰ではありません。お母様に対する愛です。孝進様や興進様は誰よりもお母様の愛を感じておられます。その愛を感じながら、あるいは味わいながらみ旨の先頭に立っておられます。私たちも早くそうなりたいものです。

お母様の愛はすべてを包み込みます。世界を生みかえます。その愛を存分に受けて、存分に愛することで霊界での合格者となれるのです。

天国の入り口はお母様なのです。

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