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「人間の95%は神様でできている」が真の愛の結論

2013年11月に神様からの指示を受けて執筆に取り掛かってから、2020年の夏である現在に至るまで何年も経過しました。今回の内容を通して、やっと真の愛の一端をお伝えできるのではないかと思っております。

この内容に比べると過去の内容は、不十分あるいは整理されていない内容も散見しています。徐々に訂正していきますのでご容赦ください。

​それでは、私から皆様への2020年の暑中見舞いでもあるこの内容をご覧ください。

 

まさか!というレベルの愛が真の愛

 

人は愛がどんなに良いものか完全に知るよしはありません。ですから先生が愛をもって出てきたのです。

「真の神様の祖国光復」第五章 再出発のための私たちの決意 三 真の愛を植えよう

 

このみ言における愛はもちろん真の愛のことです。人間には真の愛がどんなに良いものかを知るための手がかりや方法が全くないので、先生が真の愛を持って出てきたという内容です。

しかし、真の父母様を知っている私たちが真の愛を知っているかと聞かれれば、自信をもって知っていますと言える人は少ないのではないでしょうか。

真の愛について説明する言葉が、絶対信仰、絶対愛、絶対服従です。私たちは家庭盟誓を唱えるたびに絶対信仰、絶対愛、絶対服従を口にしていますが、実際の真の愛のレベルは想像を遥かに超えています。

 

「まさか!」というレベルが真の愛の真の姿です。だから人間は真の愛についてその存在を想像も予想もできなかったのです。

その例を挙げてみましょう。

 

・神様は、真の愛の世界を見るためにご自身の血肉を削りそれを材料に天地創造をなされた。

 

神様がそこまでしてまでも愛の世界を見たいということが予想だにできなかったので、神様の愛の実像も神様の創造目的も誰もわかりませんでした。

 

・この世界には神様の存在感がない。神様がいないように感じる。

 

これは人間世界において神様を信じない人が多くいる理由です。神様を信じている人でも普段の生活に神様が共におられるとは感じていません。

これは原理的に言えば、神様が人間の責任分担や原理の法則の絶対性に干渉できないからです。しかし、真の愛の観点からみれば、真の愛が絶対服従の愛だからです。

 

潜在意識の神様についての潜在意識論のⅠからⅣで述べましたように、神様は顕在意識の座にいる人間を主人の位置に立て、ご自身は潜在意識の座から人間の決定に従われるのが絶対服従という真の愛の姿なのです。これは人間が堕落してサタンの子女になっても変わらなかったのです。

ですから歴史全体を表面だけ見れば、人間が決定し、人間が行動したように世界が動きました。人間がすべてを行っているように見えます。 

神様がそこまで真の愛のお方であり絶対服従のお方であるとは誰も思わなかったので神様が見えなかったのです

いかなる極悪人に対しても絶対服従でその人間に従われる神様の姿を見える人は誰もいませんでした。まさか!というあまりに深いレベルの真の愛の神様を発見されたのは真の父母様が歴史上初めてでした。

 

神様御自身も真の愛を絶対視して、それに絶対服従して生きるというその起源を発表したのは、歴史上レバレンド・ムーンが初めてです。それは観念ではなく事実です。ですから、神様は、真の愛を探し出すために創造されたのです。

「宇宙の根本」第一章 宇宙の根本秩序 二 宇宙は主体と対象でできている 1.ペア・システムが宇宙存在の原則

 

このみ言には神様が真の愛を絶対視して絶対服従して生きる方だとありますが、神様の愛の向かう先は人間なので、人間を絶対視して人間に絶対服従する方というのと同じ意味になります。絶対なので相手である人間がどう変わろうが、その愛は永遠、不変、絶対なのです。

人間の95%は神様でできている

 

真の愛はさらに驚くべき「まさか!」な事実を教えてくれます。

み旨成就=神様の責任分担95%+人間の責任分担5%の原理があります。これは、神様の創造性を相続し、人間が神様と同じ創造主の立場で万物の主管主に立つために条件として人間の責任分担5%があるのであり、それは温情といっても良いほどのわずかな条件であるというものです。

しかし、その後の真の父母様のみ言を見るとそれだけに止まらないことが分かります。

 

最後に残るものは何でしょうか。神様プラス人間、すなわち神人であり、神人の生きる道、神人の生活観です。人生観も同様に神人の人生観であり、神人の世界観です。そして、それは神様に対して人間が漠然と知るといった程度の立場ではなく、人間が離れようとしても、永遠に離れることができない立場です。神様と人間は、本来離れてはいけない立場から離れていったので、離れてはならない立場以上の立場に到達しなければなりません。そのような立場で、神人が一つになった生活的な舞台、世界的な舞台を要求していかなければなりません。

「真の家庭と家庭盟誓」第一章 家庭盟誓宣布と前提条件 三 祝福家庭と家庭盟誓 2.真の家庭と家庭生活 ② 家庭生活の中心は真の父母

 

アダムとエバの創造目的は第一に、アダムの体を無形の神様が着ることであり、二番目は、体を着ることによって震動的な衝撃が来るようにするためです。言葉だけでは駄目なのです。この衝動的な刺激に喜びを感じるのです。「真の神様」第一章 神様の本体 二 無形の神様は体が必要 1.体をもつためにアダムとエバを創造

 

神様において、新しい朝を迎える一番の栄光の時とは、肉体をまとうことができる時です。

「天国を開く門 真の家庭」 P67、祝福家庭と理想天国Ⅰ P936  1978.1.22

 

これらのみ言を総合すると、神様の責任分担95%と人間の責任分担5%は神人一体を実現するためのものであることが分かります。

これはすでに説明しましたように、性相と形状の役割度合いからきている数字です。

神様が性相、人間が形状として一体化するために必要な責任分担が神様95%、人間5%なのです。

これは人間の意識構造に明確に現れています。

人間の意識=潜在意識95%+顕在意識5%

人間全体の意識において神様の割合が95%、人間の割合が5%です。

人間自身は基本的に顕在意識しか認識できないので、意識のすべては自分自身のものだと思っていますが、隠れて見えない潜在意識部分が95%と圧倒的に大きな部分を占めています。

 

これは既存の神観、人間観の大転換です。

神様と人間の関係を画像にするとこんな感じでしょうか。

人間の95%は神様
人間の95%は神様

小さい子供が人間です。神様から見ると、人間がどんなに大人になっても子供なのです。そして、子供を手に乗せているのが神様です。

表面に見える子供の背後に95%を占める父母なる神様がおられます。95%の神様が5%の人間に絶対服従しておられます。もちろん、この絶対服従は真の愛が根源です。

一つの画像全体が本当の人間の全体像です。私たちは表面部分しか見ていないことになります。

 

考えてみれば、神様は人間への愛がほとばしって止まらない方です。人間から遠い所にいて、人間が成長していく姿を陰ながら眺めるなどというイメージは全く当てはまりません。

干渉されないだけで、人間が赤ん坊の時から一瞬たりとも離れたくない神様、人間が好きでたまらない神様なのです。

人間の親でも、「子供に近づかないで遠くから見守ってあげなさい」と言われれば気が狂いそうになるでしょう。神様はその比ではないのです。

だから神様は人間の外ではなく、中におられるのです。

​神様を抜きにした人間だけと言う存在は、愛の観点からみればあり得ないのです。

 

さて、1960年代に流行した言葉に、家付き、カー(自動車)付き、婆(ばば)抜きというのがありました。当時、お嫁に行こうとする若い女性が結婚相手に求める条件とされました。

いつの時代でも、人間は様々なものを求めてきました。人間の欲望には限りがなく、それが高ずると奪い合い、対立、闘争、戦争にまで至ることもあります。また、欲しかったものが手に入ったとしても幸せかといえば、それで満足できずもっと欲しいものが出てきます。

 

神様が父になり人間は神様の息子になったとしても、父は上にいて息子は下にいる上下関係のような、そのような気分がするのです。そのとき私たち人間は、どのような考えをするのでしょうか。「お父さん、お父さんが座っていらっしゃったその席を、私に一度下さい。私もお父さんの席に座りたいです」という欲望が私たち人間にはあるのです。

ここで神様が「おいこいつ、駄目だ」と言えば、すべて壊れるのです。しかし神様は、そのように言われないのです。むしろ神様は、私たち人間がそのような欲望をもっていることを知っているので「早く、そうしなさい。早く、そうしなさい」と言われながら、その位置までも私たち人間に下さるのです。その位置まで人間に下さって神様は私たちの心に臨在され、私たちの心を聖殿として、いようとされるのです。

「成約人への道」第一章 人生観 三 人間の価値は偉大である 2.人間は神様が臨在される聖殿

 

「お父さん、お父さんが座っていらっしゃったその席を、私に一度下さい。私もお父さんの席に座りたいです」という欲望が私たち人間にはあるのです。』という人間の究極の欲望を満足させるべく『「早く、そうしなさい。早く、そうしなさい」と言われながら、その位置までも私たち人間に下さるのです。その位置まで人間に下さって神様は私たちの心に臨在され、私たちの心を聖殿として、いようとされるのです。』というのが神様の姿です。

 

神様は、人間に意識の主体の位置である顕在意識の座を与え、玉座の神様は潜在意識の座に来られて人間に絶対服従されているのです。つまり、人間の究極の欲望はすでに叶っているのです。人間は全くそれに気付いていないだけです。

 

欲望に限りがない人間ですが、何者とも比較できない神様が付いておられた。すべての人間に天宙の王である神様がもれなく付いています。

人間は最高を求めます。お金、家、車、立派な配偶者、権力、地位など、更に更にとより上を求めるのは、実は真に最高のものが得られないので、その代用物を求めているに過ぎません。

 

人間にとって本当に最高で、本当に欲しいものは神様です。

その神様が手に入り、しかも私に仕えておられるとしたら、無限と思われる人間の欲望も遂に満足に至るのです。

私という存在は、必ず神様付きです。

そこに愛の減少感があるでしょうか?

羨ましいものがあるでしょうか?

劣等感や惨めさがあるでしょうか?

自分以外の他の人に対する見方、接し方

 

私たちが他の人を見て、堕落性が見えてしまって愛せなかったり、怨讐と感じてしまったりする場合があったりしますが、その場合、その人の人生の歩みや先祖について知ることができれば、その人に対する感じ方が変わったりすることはよくあることです。

しかし、もっと本質的な見方は、その人の背後に95%を占める神様がいらっしゃるということです。私たちが人間を見ているのは氷山の上だけであって、下に見えない大部分を占める神様がおられるというのが真実なのです。

人間の本当の姿png.png

どうしようもないほどに堕落性に満ちた人がいたとしても、私たちが見ているのはその人の表面だけです。

その人が人生を通して悪行三昧であったとしても、神様はその人を、絶対に信じ、絶対に愛し、絶対に服従しておられます。

その人の背後におられ、その人の95%を占めている神様のその人に対する絶対信仰、絶対愛、絶対服従を感じてください。

私に対して絶対信仰、絶対愛、絶対服従される神様を感じることができるならば、他の人に対して同じように絶対信仰、絶対愛、絶対服従される神様を感じることができます

 

そして、他の人に対して、神様がその人にしておられる姿にできるだけ近い形で絶対信仰、絶対愛、絶対服従しようと努力してみてください。

そんなことをする人はこの世にはほとんどいないので、初めは何か魂胆があるのではないかといぶかしく思われるかもしれません。しかし、それは時間とともに大きな作用として現れます。

相手の人はあなたに「あなたは何故そんなことができるのか?」と聞いてくるかもしれません。その時は「あなたの中におられる神様の真似をしているだけです。」と答えたいものです。そうしたらその人は必ずみ言に関心を持ちます。

人間の95%は神様

人間を復帰することは神様を解放すること

 

神様と人間は、上の写真のようなイメージでもあります。

 

器が人間で、中身が神様です。

神様は人間という器に従って入っておられます。

 

本来、心と体は、切り離そうにも切り離すことのできない一つのものでした。人間の心は神様の心であり、人間の体はその心を入れる器でした。第四篇 真の人間 第一章 神様が創造された真の人間 第二節33  1991.8.27

 

人間という器の形が神様の形に似ておらずいびつならば、それは神様に苦痛を与えることになります。神様はどんなに悪なる人間に対しても絶対信仰、絶対愛、絶対服従で接していかれます。しかしそれは本然の神様の姿かといえば、そうではありません。苦痛が伴う愛は本然ではありません。

 

私たちは、伝道は人間を救うことが目的かと思ってきましたが、それは同時に、苦痛の愛の神様を解放することでもあるのです。このため、伝道は永遠に続く歴史の中でもっとも偉大な行為となるのです。

付録

人間は天宙の総合実体相です。

完成した人間は、神様と人間が95:5の割合で一体となった存在だと述べました。それは机上の空論ではなく海洋学や現代物理学がそのことを示してくれています。

海は200メートルまでは光が届き、光合成する植物性プランクトンが生息していますが、それより深くなると深海と呼ばれ、光の届かない世界になります。深海は光が届かないので見えない世界です。

農林水産省のホームページhttps://www.maff.go.jp/j/pr/aff/2008/spe1_01.htmlには海洋に占める深海の割合は95%だとあります。

表層海が5%、深海が95%です。

光の届く見える海の割合が5%、光が届かない見えない海の割合が95%です。

また、いわゆる物質と呼ばれているものは、分子や原子によって構成されています。更に、物質の最小単位は素粒子と呼ばれるもので、様々なクォークやレプトンから構成されています。

 

2013年の欧州宇宙機関は宇宙望遠鏡を搭載した人工衛星プランクの観測結果を公表しました。

​それによると宇宙全体において通常の物質が占める割合は4.9%、ダークマター26.8%、ダークエネルギー68.3%でした。

ダークマターは質量があることだけが分かっている未知の物質です。光学的な観測が不可能です。ダークエネルギーは宇宙を膨張させているエネルギーではないかと考えられています。

宇宙の構成要素の内、全体の5%が見えたり観測したりできる物質、それ以外の95%は見えない物から構成されています。

 

これらのことは、天宙の総合実体相である人間を構成しているものの大部分が、見えないものによって構成されている可能性を示しています

純粋な人間部分が5%、それ以外の見えない神様の部分が95%であることを暗示しています。

(通常物質4.9%、ダークマター26.8%、ダークエネルギー68.3%という数字は、今後の観測によって多少変わってくる可能性もあります。

これらの数字は大まかにいえば、5:25:70です。これらは、人間、昼の神様、夜の神様の割合を暗示しているように感じます。しかし、真実は不明です。)

海の95%.gif
人間の95%は神様
人間の95%は神様
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