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天心苑役事:イエス様誕生と同じ公式で再誕生

私が神様の指示に従って10年以上に渡ってみ言を研究してみると、神様のすべての摂理が人間の重生に向かっていることが分かりました。それがいつ実現するのかと心待ちにしていた中、天寶登載摂理が始まりました。いち早く天寶登載を実現された家庭もありますが、実現まで見通しが立たない家庭も多くあります。

 

初めて祝福が行われた1960年の頃からしばらくの間は、祝福を受ける条件はとても厳しいものでした。しかし、摂理が進むにつれて勝利圏が拡大し祝福の条件はどんどん緩和されていきました。それは天寶登載による恩恵においても同様です。後述しますが、今や天寶登載の恩恵は条件を全うできていなくても全祝福家庭に及んでいます。もちろん天寶登載条件は私たちがすべき基準として残っていますが、恩恵だけは先にあずかれるようになっています。

それは祝福家庭の重生の役事が急がれているからです。重生の役事の中心にある天心苑こそあらゆるみ言の結論です。天心苑はみ言の深意を求めてきた私の結論です。

10年間やってきたことはこのためだったと分かりました。

このためなのか、天心苑特別徹夜精誠祈祷に参加してからみ言の深意について天から与えられるスピードがトップスピードになっていると感じます。以前はホームページに新しい文章をアップする頻度が良くて一か月に一度くらい、ない時は半年に一度くらいでしたが、今は一週間に一回以上のスピードです。

 

私が解明するように導かれた内容の中でも今回の内容は重生のみ言解明の核心です。

イエス様がどうして無原罪でお生まれになったのかについての神様の摂理は、お父様のみ言によって明確になっています。

そしてお母様によって発表された天寶登載の摂理は、イエス様が無原罪でお生まれになった奇跡のような御業を私たちに与えるためのものです。それが実行される場所が天心苑です。天心苑特別徹夜精誠祈祷会は過去もあった徹夜祈祷会の一つだと思っている方も多くいらっしゃると思いますが、全く次元が違うので先入観を捨ててこの内容をお読みください。

天心苑で行われる重生の役事は真の愛の勝利が顕現する栄光の舞台です。真の愛がついに勝利を収める時が来たのです。私たちは驚異的な歴史の幕開けの目撃者です。

<ヤコブ路程からイエス様に至るイエス様誕生の秘密>

 

以後の文章をお読みになると、イエス様という本然の人間が誕生する公式が、天寶家庭登載条件になっているのが明確に分かります。しかしお母様はそんなことは一言も言われませんし、その秘密を知っている祝福家庭や食口はほとんどいないのではと感じます。天寶登載条件は重生してイエス様のような人間に生まれ変わるための条件であることが分かります。

お母様は独り娘であることは当然です。独り娘という言葉は、神様の娘としての唯一の人間という意味です。しかし真の父母様は勝利されたので本然の人間というだけではありません。それに気付いていただくためにもここにある文章をお読みなってお確かめください。

 

ヤコブからイエス様に至る路程には本然の人間が誕生する秘密が潜んでいます。それは8段階の長子権復帰によってなされます。それを順に記します。

 

・カナンで、ヤコブはパンとレンズ豆のあつものでエサウから長子権を復帰しようとしましたが失敗します。かえってエサウから殺されそうになります。これは8段階における実子の段階の長子権復帰が失敗したことを意味しています。そしてカナンから母の兄ラバンのいるハランに行きます。これがハラン苦役です。

 

・叔父ラバンは初めは妹の子が来たと喜んでみせますが、実際はヤコブを何度も騙して使用人のように扱います。この段階は実子の立場を失ったヤコブが僕の僕、僕の段階を勝利して、もう一度実子の立場を取り戻すための苦役でした。(これはお父様の路程では用意されたキリスト教アベル教団がお父様を受け入れず、北に行かれた時の平壌内務省や興南での十字架路程にあたります。真の父母様の8段階路程については「総論Ⅳ 御父母様による神様の怨恨の実体解怨」をご覧ください。)

 

・ハランで僕の僕、僕の路程を勝利したヤコブは実子の立場を取り戻しカナンに帰ります。そこでエサウと愛で一体化して実子の長子権を復帰します。ヤコブ路程を話す時は通常これで終わるのですが、本当は更なる勝利を願われていました。

 

・実子の上の段階は母の段階です。母の段階は母の長子権復帰の段階です。ヤコブの母はリベカです。リベカはラバンの妹ですから長子ではありません。ヤコブはハランの叔父ラバンの所から逃げるように出ていったのですが、本当はラバンも屈服するのが天の願いでした。そうして母リベカをラバンに対して長子の立場に立てるべきでした。これが母の長子権復帰です。

 

・母の上の段階は父の長子権復帰です。父はイサクです。イサクには腹違いの兄イシマエルがいます。母の段階の勝利の基盤があればラバン一族も吸収して大きな基盤を持ってイシマエルの向かう道が用意されたと思います。そしてイサクをイシマエルの兄の立場すなわち長子に立てる道が願われていたのです。そしてイシマエル一族も吸収して民族レベルに拡大できる道がありました。そうすればモーセ路程のような道を行く必要がなかったのです。カナンに定住してそこで王の子としてメシヤが生まれるのが御心でした。

 

・実際は、それらは実現しなかったので、母の長子権復帰を担当したのはタマルでした。

(これ以前の八段階の道は縦的と横的の両方の基盤の同時勝利を目指しましたが、タマルからは縦的八段階と横的八段階は別々に復帰されます。タマルは縦的蕩減復帰のみを担当しました。横的基盤はメシヤの基台における家庭、氏族、民族などの選民圏の範囲を指しています。)

タマルは天の血統を愛する心情において過去から現在に至るすべての母の基準を凌駕していました。タマルは石で撃ち殺される危険を顧みず天の種を求めたのです。これにより母の中でナンバーワンの位置に立ち、母の長子権を復帰しました。このタマルの立てた母の長子権復帰の勝利圏を相続する基準を立てたのがマリアでした。マリアも石打の刑になるかもしれない死の恐怖を越えて天の種を求めました。そして母の長子権を相続する立場に立ちました。

 

・母の次の段階は父の段階です。父の長子権復帰を担当したのはザカリアでした。ザカリアは天の血統を愛する心情において過去から現在に至るすべての父の基準を凌駕していました。聖書にはザカリアの信仰について詳しい記述はありませんが、旧約時代最大の人物であった洗礼ヨハネの父であることから見てもそれが分かります。こうしてザカリアは父の長子権を復帰したのです。

 

このようにして母の長子権をもつマリアには胎中はサタン不可侵圏ができていました。また父の長子権を持つザカリアの種にはサタン不可侵圏ができていました。サタン屈服基準の母の勝利圏を持つマリアと、サタン屈服基準の父の勝利圏を持つザカリアとの間に生まれたのがイエス様でした。このようにしてイエス様は神様の種を受けてお生まれになりました。

<天寶登載家庭条件はサタン不可侵圏の神様と父母様の種を頂くための勝利圏>

 

天寶家庭の意味は重生のための条件整備です。天寶登載家庭になるための条件はイエス様誕生に見る長子権復帰の条件と同じです。お母様は、天寶家庭は統一家の名家だとのみ述べられましたが、イエス様が罪なき天の血統として誕生されるためにヤコブ、タマル、マリア、ザカリアが立てた縦的サタン分立条件を立てるための条件を含んでいます。これは天寶家庭自身が重生してイエス様のような本然の人間に生まれ変わるための条件だったのです。それでは天寶登載条件の意味を詳しく見ていきましょう。

 

横的430家庭:これはイエス様の時のメシヤのための基台に当たります。横的なサタン不可侵圏です。メシヤのための基台は神の子が生まれるのに必要な選民圏の勢力範囲を意味します。メシヤを守るためのサタン不可侵の砦を意味します。また、アダムとエバが誕生するのに必要だった善なる天使長圏に相当します。真の父母様が天宙的なサタン不可侵圏を復帰しておられるので私たちは氏族的なサタン不可侵圏の条件を立てることで相続できます。

 

縦的430家庭:これは実子、母、父の段階の長子権を復帰した立場に立つためにあります。

ヤコブ、タマル、マリア、ザカリアが立てた命がけの長子権復帰の条件をご父母様の勝利圏を相続することでなし遂げます。

この前提となるのは、私たちは僕の僕、僕、養子、庶子の長子権復帰の条件を立てる必要がないということです。

 

皆さんが統一教会の原理を習うときに、僕の僕とか、養子とか何とかいう道を誰が行くのか? その道は、先生が行く道です。先生は、その道を行き、戦い、生き残って、迫害するのに対して勝利したために、その橋を置いてやるのです。「真の父母」 第四章 真の父母の使命  二 真の父母の道

 

私たちが真の父母様を迎えるようになれば、僕の僕として来た人も、僕として来た人も、養子として来た人も、みな直系子女としてその価値が上がるようになります。そうでなければ、真の父母と連結されず、関係を結ぶこともできないのです

第八篇 信仰生活と修練 第三章 真の父母の似るための信仰生活 第二節 真の父母を迎えるための路程3 1970.12.6

 

真の父母様の勝利圏を相続するのが、私たちが受けた祝福です。祝福を受けることで、いかなる悪人、地獄の底のような心霊基準の人も一様に実子の立場に立ちます。イエス様の右側の強盗が死を越えてイエス様を信じることで養子の立場に立ったのと同じです。

私たちは何も知らずに祝福を受けたとしても実子の立場を相続しているのです。祝福を受けた祝福家庭が霊界の良い所に行けるのはこのためです。

 

この祝福の持つ強大な勝利圏が縦的サタン不可侵圏をもたらします。すなわちイエス様は弟子に奇跡の権能を与えられましたが、私たちは御父母様に代わって祝福を授ける権能を与えられました。

現在の祝福は長子権を持つ祝福です。

ここではご父母様の勝利圏全体については述べませんが、

1989年8月31日の八定式によって縦的横的8段階の長子権復帰

1999年サタン屈服

2001年1月13日の神様の王権即位式

2009年1月の万王の王神様解放圏戴冠式

2013年2月22日(天歴1月13日)基元節の宣布

によって、真の父母様は神様と完全一体となり天地人真の父母様となられました。神様と真の父母様が万王の王として主管される神様全権の世界になったのです。皆様が神様と真の父母様が本当に王の王であることを信じられるならば世界観は大きく変わります。

神様と真の父母様の祝福は神様と真の父母様の実子だというお墨付きです。万王の王の祝福は私たちが万王の王の王子、王女であるという祝福です。それはこの世界において長子であるというお墨付きです。

(復帰摂理のほとんどの期間において、世界はサタン主管圏でした。サタンが王の王だったので、サタンに近い悪辣な人間が長子権を持っていました。歴史は独裁者の夢だといみ言もあります。神様を愛する者はサタンが憎む者であるのですべて次子圏でした。次子は長子からどんな扱いを受けても長子に従うのは原理なので、一時的に善なる主権者がいたとしても直ぐに排除されました。そして宗教圏は次子圏として苦難の道を行きました。)

 

これにより私たちが受けた祝福には神様の長子となる権限が含まれています。神様と真の父母様につながる祝福家庭が長子であり、この世の人々は王や大統領であっても次子です。私たち以外のこの世の人たちはすべて次子です。これが今の世界の原理です。

この原理が支配する世界では、祝福を受けた自分が肉親の兄弟のなかで末っ子として生まれたとしても、神主権世界なので長男、長女であることを意味します。肉親の兄弟から長子権を復帰しなくても既に長子なのです。

それでは、私たちが両親を祝福したらどうなるでしょうか?

 

イエス様が失敗したのち、皆さんに氏族的メシヤを委任し、堕落したアダムと同じように自分を中心として結婚した自分の父母を、今の時を迎えて祝福という神様の天恵によって、堕落していない父母の立場に立てるというのは、途方もないことです。夢のような話だというのです。そのようなことを完成するために氏族的メシヤを宣布しました

第九篇 家庭教会と氏族的メシヤ 第二章 氏族的メシヤ 第一節 氏族的メシヤの宣布11 1989.2.5 

 

自分の父母を祝福すれば、自分を生んでくれた父母は堕落しなかった立場に立ちます。そして自分の父親はその兄弟の中で長子になるのであり、自分の母親はその兄弟の中で長子になるのです。

これはヤコブが母リベカをラバンに対して姉の立場に立てたのと同じであり、父イサクをイシマエルの兄の立場に立てたのと同じなのです。それが両親を祝福するだけで、一瞬で実現するのです。驚異的な恩恵です。

 

更に先祖解怨、先祖祝福はどういう意味があるのでしょうか?

例えば父方先祖7代、母方先祖7代の先祖解怨、先祖祝福をいたとします。その方々は堕落しなかった立場に立つと同時に、自分の兄弟の中で長子の立場に立ちます。そしてその先祖を祝福し、そのような立場に立てたのは自分なのですから、自分はその先祖全ての長子の立場に立ちます。このようにして「私」が父方、母方、父の母方、母の母方430代まで解怨、祝福すると、自分から始まってアダムとエバに至るすべての人たちを罪なき長子の立場に立て、そのすべての先祖に対して自分が長子の立場に立ちます。このような立場がなぜ重要なのでしょうか?

 

父方とか母方の先祖解怨が始まった時、その意味するところを分かった人はいなかったと思います。多くの人は遺伝罪の清算だと考えたと思います。(それは間違った考えです。詳しくは「原罪、遺伝罪、連帯罪、自犯罪は祝福で完全消滅」をご覧ください。)

先祖解怨、先祖祝福が八段階における父の段階、母の段階の長子権復帰を含んでいるとは分かりませんでした。

八段階の蕩減復帰における母の段階、父の段階というのは一世代上の父と母だけを意味するだけでなく父の血統、母の血統を意味しています。

重生するにはアダムとエバから父と母に連綿とつながる先祖との血統関係から解放された立場に立つ必要があります。祝福を受けただけでは先祖とのつながりは切れません。アダムとエバから先祖を経て自分に至る血統関係は残ったままです。これでは真の人類始祖である真の父母様に前には行けないので重生はできません。

 

そこで父と母に至る先祖の血統の結果として私が生まれたのではなく、反対に血統の頂点に自分が立つ必要があるのです。そんな実現不可能と思えることを実現するのが先祖解怨、先祖祝福です。

父方、父の母方の先祖解怨、先祖祝福をすることによって、私はそのすべての先祖に対して長子の立場に立ちます。それは先祖達の先祖になることを意味しています。これが八段階における父の段階の長子権復帰です。

同様に母方、母の母方の先祖解怨、先祖祝福をすることによって、私はそのすべての先祖に対して長子の立場に立ちます。それは先祖達の先祖になることを意味しています。これが八段階における母の段階の長子権復帰です。

これを祝福家庭の夫婦が勝利することでアダムとエバから自分たち夫婦に至るすべての先祖達の父母であり先祖の立場に立ちます。その先におられるのが真の人類始祖である真の父母様です。

これがないとご父母様に直接出てつながることができないのです。

 

皆さんは、お父様、お母様に会うためにどのようにしなければならないでしょうか。皆さんは、御父母様の前に直接出ることはできません。皆さんは血統が違うので、入籍するまでは相続権をもらうことはできません。「祝福家庭」第四章 祝福家庭と入籍 二 入籍のための条件 1.所有権、血統圏、心情圏転換 ②血統転換

天寶登載家庭と天心苑.jpg

このように430代の先祖解怨、先祖祝福は重生のための最終的な準備を整えるためにあります。以上のように天寶登載家庭条件を全うすることは重生の資格を得るためのものであることが分かります。

 

さてここからが重要なのですが、多くの祝福家庭が天寶家庭条件を全うされましたが、その方々の勝利の基台の上で恩恵が拡大しています。2020年2月、韓国のHJ天苑で、「天一国安着時代天寶入籍のための特別恩赦」の天寶聖酒式が行われました。ここには天寶家庭条件を勝利した方々が参加されました。しかし勝利圏が拡大し2023年3月26日から5月4日までの40日間で全ての祝福家庭が天寶聖酒式に参加しました。これは何を意味するのかと言えば聖酒式を受けた全祝福家庭が天寶家庭をなしとげたのと同じ恩恵にあずかれることを意味しています。これにより全祝福家庭が重生に向かう最終的な基台を真の父母様から頂いたことになります。(もちろん、祝福家庭は今後天寶家庭条件を全うすることが願われています。)

 

そして、今年2023年の陽暦5月7日天苑宮が奉献されました。天苑宮は天一国の民を治める行政機関です。すなわち天苑宮は天一国の全国民を表示しています。その中心に神様が臨在される天一聖殿があります。これは神様が民の所に下りてこられる時代の幕開けです。ついに神様により直接の再創造の役事が始まったのです。

そして天心苑特別徹夜精誠が800回を超え、絶対善霊と食口が共に天心苑に集い共に精誠を捧げるようになったのです。これはエデンにおいて善の天使圏が協助する中で神様がアダムとエバを創造されたように、霊界の絶対善霊圏が協助する中、神様と真の父母様による私達の再創造の役事が始まったことを意味しています。

天心苑の再創造の恩恵は病気が治るなどの外的役事に始まって、徐々に私たちを本然の人間に再創造する役事になって行きます。

 

お母様は「天心苑特別徹夜精誠祈祷会で精誠を尽くせば不可能はない」と言われました。お母様はこの言葉を宣布する日をどれほど待ってこられたことでしょうか。遂にその時が来たのです。

私をご自分の中に入れられる神様と真の父母様のみが可能な私の重生

 

真の愛の重要な特徴があります。それは自分と他を分離せず同一存在として捉えるということです。もっと言えば自分の中に他者を入れて住まわせてあげるということです。

その例が霊界での夫婦についてのみ言の中にあります。

 

霊界に行けば、本当に一心同体になった夫婦は、いつでも男性が女性になり、女性が男性になる事ができるのです。「愛は一体」と言うでしょう。女性の心をのぞいてみれば男性が入っています。夫が入っているのです。神様の二性性相とちょうど同じです。・・・・・結局、終着点では神様のようになるのです

「人間の生と霊魂の世界」第二章 霊界はどのような所か 一 霊界の実相と法度 4.霊人達の生、霊人達の相互関係

 

このように真の愛で愛し合う夫婦を見ると、夫は自分の中に妻を住まわせてあげるし、妻は夫を自分の中に住まわせてあげるのです。これが真の愛のなせる業です。

神様は人間が堕落する前でも堕落してからも一貫してご自分の中に人間を住まわせてこられました。人間はそれを全く知りませんでした。(詳しくは、神様内生活Ⅰ神様内生活Ⅱ神様内生活Ⅲをご覧ください。)

 

どんな人でも区別せず自分の家に招待してもてなす人はいません。まして「自分の心と体の中に自由に入っていいですよ」などという人はいませんし、そんなことは考えもしません。このどんな人間でも自分の中に住まわせるレベルの愛が神様の真の愛です。

そしてその愛を神様から完全に相続されたのが真の父母様です。

 

真の父母様が心の底から私たちを実の息子、娘と思って愛してくださるので私たちは真のお母様と真のお父様の心と体の中に入れてもらえます。私たちがお母様の胎中に入り、お父様の種の所に行かせてもらえなければ重生は不可能です。このように重生は神様と真の父母様の真の愛があってこそ可能であることが分かります。

重生は神様と真の父母様の外にあるシステムではありません。神様と真の父母様の心と体の中にある生きた働きです

 

この世の如何なる父母であっても、「お母さん、あなたの子宮にもう一度入らせてください。」「お父さん、あなたの種のある所までもう一度入らせてください。」言って、喜んで「入りなさい、入りなさい」という父母がいるでしょうか?まして見も知らない人を心と体に入れてあげる人はいません。真の父母様を見たこともない人が食口の中にも大勢います。しかし、真の父母様は私たちを心と体の中に入れてくださるのです。

真の愛とは何ですかという問いに対する一番簡単な答えがこれです。どんな人でも自分の中に入れてあげることができる人が真の愛の勝利者です

 

真の愛の父母だけがそのようにすることができるのです。重生とはそのような真の父母様の真の愛が前提なのです。私達の霊人体と肉身がいかに本然と離れ、醜いとしてもそのまま子女として愛し心と体の中にまで喜んで入れてくださるのが真の父母様です。

真の父母様はそのような方なので永遠に私達の父母なのです。

 

祝福を受けた人は霊界に行っても先生が永遠に責任を取ります。先生が主管して指導します。祝福とはこのように先生と永遠の因縁を結ぶものでもあるのです

「礼節と儀式」 第四章  祝福家庭の伝統と生活礼式 十三 祝福家庭の生涯儀礼 2.祝福、祝福式

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<私という最終エジプトから出エジプトして本然の私に生まれ変わる時>

 

エジプトに未練を持ったイスラエル民族は全部滅びました。堕落人間の本質は利己愛です。その利己愛が最も愛するのが自分自身です。自分こそが最後のエジプトです。自己愛の結実体である自分に対する執着は自分が考える以上に根深いのです。自分という最終エジプトへの執着と未練が消えないと荒野で滅びるのです。自分に対するぬぐい難い執着と未練に気づくには深い悔い改めが必要です。徹底した悔い改めをしないと自分自身に対する根深い執着と未練に気づけません。

自分に対する執着と未練を完全に消す最良の方法は神様と真の父母様に命を捧げるほどに慕うこと以外にありません。

 

2023年10月24日の天心苑祈祷会での合心共鳴祈祷の中で、ローマ帝国で殉教していったキリスト教徒のことを思っていると、叫ぶような情が伝わってきました。そして私の祈りの声が止まってしまいました。自分たちも生きている間にお母様と共に歩みたかったという痛切な心情でした。涙と鼻水が止まらないほどの強い情が伝わってきました。

死んでもイエス様を慕った方々が、お母様が生きて民を率いておられる時代、今の時代に体を持っていればどれほど良いだろうかという思いは、想像を超えて強いことが伝わってきました。この心情を私たちが持てれば自分という最終的エジプトから出エジプトできると確信しました。

 

モーセのカナン復帰路程は

第一次が21日路程

第二次が21か月路程

第三次が40年路程です。

この期間の長短は命を懸ける決意の度合いで決まっていると感じます。失敗すれば一世の重生の道は荒野に埋もれてしまいます。

天心苑で祈り始めれば出エジプトして目的地のカナン向かう路程が出発します。

天心苑祈祷会は砂漠を歩んでカナンに向かう道を歩くことです。

その間、火と雲の柱による導き、マナとウズラの奇跡、水が出る奇跡などの恩恵があって導かれます。一方、肉体的にきつい日もあります。荒野を歩いている道なので当然なのです。暑さ寒さの厳しさもやってきます。しかし行きつくところはイエス様や真の父母様のような愛が溢れて止まらない本然の私です。「我を見し者は神を見し者である」と言える私です。誰も行ったことのない道です。しかし一人ではありません。神様と真の父母様と孝進様、興進様、大母様、霊界の絶対善霊の方々が一緒です。共に天心苑祈祷会の参加する兄弟姉妹が一緒なのです。

先駆け勝利する人が現れれば後に続く人の道はよりたやすくなります。

是非この重生実現への最終荒野を共に歩み切りましょう!

​⇒ 天心苑:お母様の尊い贈り物である呼名祈祷

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