真の父母様を迎えるまでの復帰歴史の核心
序文
この章では真の父母様がどのようにして蕩減復帰をなされたのかの一部を解明しようと試みます。
この事もお父様が私達に述べることができなかった内容です。
み言にもそのような内容があります。
今あなたたちが学んでいる『原理講論』、これは歴史路程において成された結果的記録であり、これをいかにして蕩減すべきかということについては、まだまだ述べていない。祝福家庭と理想天国Ⅱ P11
復帰していく原理は教えてあげることができない。それゆえ、自分が尋ね求めていかなければならない。み旨の道 P61
先生が今ここまで来たのは、原理原則、天の鉄則がどうなっているのか、はっきり知っていたからです。‥‥‥(中略)‥‥‥ 原理からいってどうなるか、先生はよく知っています。しかし先生は、それは教えません。御旨と世界 P674 「愛の相続」
この内容を解明しようとするととても深い淵を見ることになります。
お父様が語られなかったわけですから淵の底は見ない方が良いのかもしれません。
しかし、神様の恨と神様の解怨の真実については知る必要があります。
これは正にその内容なのです。
この内容を通して、お父様の勝利は勿論ですが、お母様の勝利なくして復帰の完結はあり得なかったことを明快にしたいと思います。私達は真のお父様の実績についてはある程度分かっていたとしても、お母様の勝利がなければお父様の勝利もあり得なかったというレベルにまでは十分に感じていないのが実情ではないでしょうか。
お母様が、ご自分が独生女であることを強調しなければならない状況を生み出したのは私達の責任です。私達の心霊が付いていかなかったことにより、お母様が独生女であるという初歩的なことが良く分かっていないからです。
最近のお母様を迎えての大会において、お母様を独生女として紹介している場面がありますが、一般大衆に向けては、それはとても重要なことです。
ただし、食口、祝福家庭にとっての理解としては不十分です。
お父様、お母様とは誰なのか?に対する正しい答えは、神様の独生子、独生女では不十分なのです。
御父母様は勝利されたので、「真のお父様は夜の神様の実体」、「真のお母様は昼の神様の実体」、これが正しい答えです。
人類の罪を真の父母様が具体的に蕩減してゆかれた道について詳細に解明することは、あまりにも膨大な時間が必要となります。そこでここではその骨格となる部分に絞って解明を試みます。
これからお母様を迎えて行われていく大会において、司会者がお母様を神様の独生女であることに加えて「お母様は昼の神様の実体です。」と宣言する日が早く来ることを願ってこの章を記します。
真のお父様は夜の神様の実体として肉界に再臨され、昼の神様の実体として地上摂理を引き継ぐ真のお母様と一心・一体・一和・一念の境地で、摂理を経綸されるようになるでしょう。 2012.9.17 お母様の講演文
①選民とは何か、また選民の使命とは
さて、真の父母様の具体的な蕩減路程について述べる前に、真の父母様を迎えるまでの復帰歴史においてのポイントを確認したいと思います。
神様に選ばれて復帰摂理の中心人物、中心氏族。中心民族として原理講論に登場する人々はどういう位置づけなのでしょうか?
この答は既に述べている通り、善の天使長です。
信仰基台と実体基台を復帰してメシヤを迎える天使長の使命です。
堕落する前のアダムとエバは神様の息子、娘ですが、アベルとカインは天使長です。
カインとアベルはアダムとエバの子供なので混乱しがちなのですが、堕落前のアダムとエバと堕落後に生まれたカインとアベルは血統が全く異なります。
カインとアベル以後に登場する中心人物、選民の使命は人間の使命ではなく天使長の使命です。
メシヤのための基台は、アダムとエバという神様の子女が誕生する前に善の天使界が存在していたという本然の状態を復帰することにその目的があります。
中心人物や選民は善の天使界を作るのが使命です。
堕落によってサタンの手足となる悪の天使界が地上に現れました。堕落人間は肉体を持った堕落天使だからです。
中心人物、選民以外は悪の天使界と言っても過言ではありません。
悪の天使界に対抗できる善の天使界を作るのが中心人物、選民圏の使命なのです。
ノア家庭、アブラハム家庭、ヤコブ氏族、イスラエル民族、ユダヤ民族、キリスト教圏の全てが善の天使長圏です。この人々は信仰者ではありましたが血統的には天使長の血統です。神様の血統ではありません。
世界大戦はサタンに率いられた悪の天使世界と神様に従う善の天使世界の世界規模の戦争です。
神様は愛する子女を戦争に駆り立てたのではありません。キリスト教圏という名の善の天使長を戦争に呼ばれたのです。神様が先陣を切って善の天使長群を率いてサタンの率いる悪の天使長群と戦われたのが、お父様がハルマゲドンと呼ばれた世界大戦の真実です。
すべては独り子、独り娘を誕生させ、悪の天使長圏であるサタン世界に侵害されない安全圏を作るための御業です。
このように、天使界に守られたエデンにアダムとエバが誕生したのと同様に、世界大戦の勝利によってできた世界的メシヤのための基台という世界的な善の天使界が造成されたので、神様はアダムとエバに代わる独生子、独生女を送られたのです。
そして、それから二十年もたたずして、再び世界は第二次大戦の惨禍の中に巻き込まれていきました。
宗教の目的とは何でしょうか。アダムを完成することです。また神様の救援摂理の目的とは何でしょうか。アダムを完成することです。神様の目的や天使長の目的がアダムを完成することにあるので、その基準を世界において、霊界と肉界において再蕩減しなければなりません。
霊肉を中心として、サタン世界と天側の天使圏が戦って勝敗を競うというのが第二次大戦であったと見るのです。聖書から見れば、ハルマゲドン戦争なのです。
「真の父母様の生涯路程」第一節 解放を前後した摂理的基台 一九四五・八・一五 前後 一 第二次世界大戦とキリスト教文化圏
②メシヤのための基台は天使長の罪の蕩減
メシヤのための基台を造ることは人間の罪の蕩減ではありますが、正確には天使長の罪を清算するためのものです。
それは原理講論の次の記述を見ても分かります。
「堕落性を脱ぐための蕩減条件」はカインが代表して立てなければならないのであるが、これが、いかなるわけで、アダムの家庭全体が立てたのと同じ結果になるかということを我々は知らなければならない。それは、ちょうど人間始祖が神のみ言に従えば神のみ旨が成就されたはずであり、またユダヤ人たちがイエスを信じたならばイエスの目的が達成されたはずであるのと同様、カインがアベルに従順に屈伏して「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を立てることによって、カインとアベルが、共に子女として「堕落性を脱ぐための蕩減条件」を成し遂げた立場に立ち得たはずであった。
「原理講論」後編 第一章 復帰基台摂理時代 第一節 アダムの家庭を中心とする復帰摂理(三)アダムの家庭におけるメシヤのための基台とその喪失
「堕落性を脱ぐための蕩減条件」はカインが代表して立てなければならない、とあるのは
復帰原理にありますようにアベルはアダムの立場、カインは天使長の立場だからです。
メシヤのための基台は失われた善の天使長基盤を復帰する事なので、天使長の失敗を蕩減する立場にあるカインの立場の勝利が重要なのです。
ここで重要なことは、アベルもカインも共に天使長の失敗を蕩減する天使長であるということです。私達はアベルとカインは全く違う立場のように捉えがちですが、天使長の失敗を蕩減するという意味においては共同体です。
こういう観点で見ると、カインが天使長の位置の責任をまっとうできるようにアベルが助けるのは当然の事なのです。二人協力して天使長の罪を蕩減するのが使命だからです。ヤコブがエサウを愛して、エサウがヤコブに屈服しやすい心情環境を作ったのは、ヤコブも天使長の失敗を蕩減する使命を持っていたという視点からすると当然なすべき事だったのです。
ですからアベルはアダムの罪を清算するのが使命ではあり得ないのです。あくまでもアベルとカインの使命は、各々アダムの立場、天使長の立場に立って、天使長ルーシェルがアダムを愛し、仲保とし、屈服し、一体化できなかったことを蕩減することなのです。
蕩減するためには同一の舞台が必要なので、天使長の立場のカインだけでなく、アダムの象徴体としてのアベルが必要なのです。
しかし、アベルはあくまでもアダムの象徴体です。アダムの罪を蕩減するためにそういう立場に立っているわけではなく、カインが勝利できるように主体的に役割を果たすことがアベルの使命なのです。
アダムは神様の血統でしたが、アベルは善の表示体ではありますが天使長ルーシェルの血統です。ですからアベルは天使長の蕩減をすることはできますがアダムの蕩減はできるはずがありません。アダムの蕩減はアダムにしかできません。アダムの蕩減のために来られるのがメシヤなのです。
カイン・アベルは責任分担を完成する責任がないのです。責任分担完成は誰がしなければならないのですか。アダムとエバ、すなわち父母がしなければなりません。先生にその責任があるので皆さんができないことを、キリスト教ができないことを、全部私が責任をもって四十年間父母の位置から個人で整備し、家庭で整備し、氏族、民族、国家、世界的に整備したのです。このようにして個人責任分担の蕩減復帰、サタンを追放できる壁を造っておいて……責任分担の完成圏を造ったので、ここから新しい世界が始まるのです。世界理想の位置から成されたので、これから天国が可能だというのです。それで天国創建という言葉、祖国創建という言葉が出てくるようになるのです。これがすべて原理的です。
「罪と蕩減復帰」 第四章 蕩減路程と私たちの生活 三 なぜ蕩減復帰が必要なのか 1.蕩減復帰しなければならない二種類
更には、メシヤ、真の父母が既に降臨され完全勝利された現在、御父母様が勝利された圏内にはアベルもカインもいません。父母の元に兄弟がいるだけです。私達に必要なのはカインアベルの蕩減的一体化ではなく、真の兄弟としての本然的一体化なのです。
家庭連合の責任者はその地域の長子です。教会員は次子として兄を支える立場です。責任者は弟妹を慈しむ立場です。ここから本然の兄弟関係の見本を作らなければなりません。
③復帰歴史が戦争と殺戮の歴史であった理由
旧約聖書においてまず衝撃的なのは、神様がノアの洪水審判においてノア家庭以外の全人類を容赦なく溺れるようにして殺害されたことです。
また、モーセ、ヨシュア、士師、サウル王、ダビデ王、ソロモン王などに率いられたイスラエル民族が無慈悲にも異民族を殺す場面が多く出てきます。神様は異民族を容赦なく殲滅するよう命令されました。
サウル王の場合を見ても異民族の女性たちや子供たちを殺さなかったことが失敗の大きな原因となりました。旧約時代に登場する神様は、実際は天使ですが、神様が天使を仲介として実行されたことは紛れもない事実です。ご自身で殺人を執行されたり、殺害を命じたり、戦争を先導される神様を私達はどう理解したら良いのでしょうか?
これは僕の僕や僕の時代を蕩減する時代だったからだと言われる方もいると思いますが、原理講論の後編の世界大戦をご覧になってみてください。世界大戦は神様の摂理なのです。神様は先頭を切って戦争し多くの人命が失われたのです。第二次世界大戦だけでも6000万人から8000万人の人が死んだといわれています。これはイスラエル民族と異民族との戦争で死んだ人数の比ではありません。連合国側の兵士の多くはキリスト教徒でしたが、彼らも多数戦死しています。この神様の謎を解明する必要があります。
モーセ路程を見ると、第一次民族的カナン復帰路程においての出発のための摂理においてモーセがエジプト人を殺すということが出てきます。その理由として、『天の側から長子の立場にいるサタンの側を打って、蕩減復帰する条件を立てる』ためとあります。
第二次民族的カナン復帰路程においての出発のための摂理においても『第一次民族的カナン復帰路程を出発しようとしたとき、モーセがエジプト人を打ち殺したのと同じ目的でもって、第二次民族的カナン復帰路程を出発するに当たって、神はモーセに、三大奇跡と十災禍を起こす権能を与えられ、エジプト人を打つことによって「出発のための摂理」をされたのである。モーセがサタンの側を打たなければならない理由は、既に明らかにしたように、第一に、サタンが侵入した長子の立場を蕩減復帰し』とあります。
世界大戦にも『アベル型の天の世界がカイン型のサタンの世界を打って、カインがアベルを殺した条件を世界的に蕩減復帰し、神の主権を立てる最後の戦争を遂行しなければならない』とあります。
以上の内容にヤコブ路程を加味して見てみると全体像が見えてきます。それは第一次的にはヤコブがエサウを屈服したように愛で屈服する道です。神様が本当に願われたのはこの道です。神様は、カイン屈服の典型的な見本を、ヤコブ路程を通して示されましたが、その後の中心人物、中心民族、選民圏はこれを成すことができませんでした。
旧約時代の異民族との戦争から現代の世界大戦に至るまで、一次摂理としての愛による屈服に失敗した結果として二次摂理として出てきたものなのです。
例えば、モーセが信仰と愛でエジプト王室とエジプト人を感化し屈服していたなら出エジプトは必要ありませんでした。エジプト人を打つ必要がないのです。モーセがエジプトやエジプト王室に対する未練を超えて天的に信仰と愛で屈服することができなかったのです。
それでエジプト人を打つことでモーセ自身のエジプトへの未練を絶ち、長子権を復帰する道しかなかったのです。
同様に、イスラエル民族が異民族を信仰と愛で屈服できなかったので、異民族の文化や風習に主管されそうなイスラエルを分別し長子権を復帰するために、神様は異民族を皆殺しにするよう命じられたのです。
また、世界大戦に至る道を見ても世界大戦は必然ではないことが分かります。キリスト教が信仰と愛で使命を全うしていれば反抗するカイン圏は出現するはずもなかったのです。
また、第一次世界大戦は回避できなかったとしても、第一次世界大戦のみで終わらせる道がありました。
米国のウィルソン大統領は第一次世界大戦に参戦して戦争を神側の勝利に導いた後、国際連盟を提唱し1920年1月に国際連盟が発足しました。本来、再臨主、真の父母がお生まれになる時代に戦争があってはならないのです。
その環境整備の為に神様はウィルソンを立てられました。ウィルソンがアメリカ連邦議会で述べた14か条の平和原則は、その公平さゆえに連合国の国民のみならず、敗戦した国々の国民にも大きな期待を持って受け止められました。
しかしその理想は英仏の連合国の為政者や当のアメリカ議会でも受け入れられずアメリカ自体も国際連盟に参加しませんでした。
特に、フランスはドイツに対する戦後賠償を強硬に主張しましたが、それを後押ししたのが英仏に多額の戦費を貸していた米国の投資銀行でした。
このように、戦後処理においては、キリスト教の敵を愛する精神ではなく、石よりパンを取る精神が勝りました。この結果、ドイツは当時のドイツのGNPの20年分という巨額の賠償金を課せられました。これがナチスドイツを登場させ第二次世界大戦が起こった原因となったのです。このように戦争は必然ではなくアベルが信仰と愛による責任を果たせないことによって出てくるのです。
このように見てきても、神様が戦争を主導される理由の解明には不十分です。
真の原因は何なのでしょうか?
それは、メシヤを送るためにはどんな犠牲をも厭わないという神様の強烈な決意なのです。
復帰摂理の目的は人々が今の状態のまま相対的な幸せの中で暮らすことではありません。
メシヤを送ってサタンの血統から神様の血統に転換されなければ真の幸福はあり得ないのです。
堕落人間はこれが良く分からないので神様のなされることに困惑するのです。
善の天使長基盤であるメシヤのための基台を造らなければメシヤを送ることができません。ですから、ヤコブのようにアベルがカインを信仰と愛で屈服することが神様の第一の願いですが、それが出来なければ、カイン圏を武力で滅ぼしてでも絶対にメシヤのための基台を造ろうとされるのです。この決意は強烈です。容赦がありません。
犠牲になるのがアベル圏であろうと、カイン圏であろうと、メシヤを送ることが復帰摂理の目的の全てです。
このように見てくるとノアの洪水から、世界大戦に至るまで神様の摂理で多くの人が犠牲になり死体の山を築かざるを得なかった理由が明確になります。
神様は、最終的に人類の救いの全てに真に責任を持っておられます。
善の天使長圏を造ってメシヤを送るために、数えきれないほどの人間を死に追いやる道しかないとしても成さざるを得なかった御業なのです。ある人、ある家庭、ある民族、ある国を亡ぼす事を裁可されるのは神様なのです。人間が一向に責任を果たせない中では、血も涙もない非情な神様に徹しなければ完全な救いを成し遂げる道がなかったのです。
端的に言えば、神様はサタンの血統を絶対に根絶されるということです。復帰摂理の目的は人間の救いですが、同時にそれはサタンの血統の一切の痕跡を跡形もなく消すことでもあります。
その目的成就のためには、例え無数の死体の山が築かれようと必ず成すということを強烈に決意しておられる神様だということです。
次の章にお進み頂くにあたっての留意点
(残念ですが、まだ時が熟していないと判断しました。
そのため当分の間、次の章である「父母様の実体蕩減路程」は閉鎖します。)
次の「父母様の実体的蕩減路程」は、真の父母様が神様の恨を如何に解かれたのかという真実を述べています。
神様の恨が何なのかについて御父母様によって初めて明らかにされた赤裸々な真実をはっきりと述べます。そしてその神様の恨を解くために心も体も何度も死ななければならなかった真のお父様と真のお母様の隠された歴史の一部をひも解きます。
お母様を批判する人がいるのはお母様の歩まれた気が遠くなるような苦痛の道について何も知らないからです。
しかし、知らなかったのでお母様を批判しました、赦してください、で終わりになる問題ではありません。いずれ、あまりに深刻な真のお父様と真のお母様の血と涙の深淵を知る時が来るからです。
基元節の勝利によって神様の解放がなされた今、この内容は歴史に埋もれたほうが良いのではという思いもあります。このため公開して良いものかどうかについて、まだ躊躇が残っています。覚悟なくして読んだ場合、信仰が下がることも起こります。
案内役自身もこの内容の解明には躊躇がありました。
重生のポイントと神様の精誠、夜昼の神様そして結論としての神人愛一体天国を解明することで、み言の真意を解明しなさいという神様から私への指示は十分全うしたという達成感がありました。ですから御父母様の実体的な蕩減の道は、できれば踏み込みたくないという気持ちが強かったのです。知らないほうがいい、知れば責任が重くなるという気持ちもありました。
しかし、それまで作り上げた内容には最後のパーツが抜けているという思いもあって押し出されるようにして取り組み始めました。すると考えもしなかった隠された真実を次々と教えられました。
出来上がってみると、この内容は今まで聞こえなかった神様と御父母様の絶叫だったのです。
自分の血を絞り出してそれで絵を描く芸術家がいるでしょうか?
また、自分の肉を切り取ってそれを材料にして彫像を作る芸術家がいるでしょうか?
いたとしたら、多くの人が目を背け、気違いだといって非難する事でしょう。いくら芸術を愛すると言っても度が過ぎています。
しかし、神様の創造の御業は正にこれでした。
愛の究極の姿です。
この愛が裏切られた時にどうなるか、想像を遥かに超える凄まじい恨みになります。
気が狂うほどの恨みになるのです。
この神様の気が狂ったような恨を解くことが果たしてできるのでしょうか?
これに正面から向き合い、神様の解怨のために人生の全てを捧げられたのが真のお父様と真のお母様です。
気がふれたような神様の恨を解くには気違いの様にならなければ決してできません。喜んで何回も何回も死地に飛び込む狂人のようになる必要があります。
次の章に進むことは狂人のようになって神様を解怨される真のお父様と真のお母様のお姿を知ることです。
堕落世界の価値観から見れば狂人としか思えないお父様とお母様のお姿を知っても大丈夫ですか?
心配なら先には進まないでください。信仰を失ってしまっては意味がありません。くどいようですがこれから先の内容は両刃の剣です。御父母様に対する揺るぎない確信になるかもしれませんが、一方、信仰が揺らぐ可能性もあります。
また、知った者には確実に責任が生じます。覚悟が必要になるということです。
次の「父母様の実体蕩減路程」の章は2017年の大みそかに出来上がりました。
そして年明け直ぐの2018年の初めにこの章を知ることの責任の重さを私自身が身をもって体験しました。御父母様の路程のほんの一部を薄めて追体験するという永遠の証となるような出来事でした。
御父母様の重荷を背負いたくない、あるいはもう少し後がいいという方は躊躇なく立ち止まり閲覧を延期してください。一方、御父母様の重荷を喜んで背負いたい、あるいは背負いたいと思う自分になりたいという方は躊躇なく先に進んでください。
その点をご納得の上で会員登録して閲覧くださいますようお願いいたします。会員登録はメールアドレスを記入するだけです。こちらからメールをお送りすることもありません。
覚悟を決めて閲覧していただくために会員登録するという小さな関所を設けました。熟慮してお決めくださいますよう心よりお願いいたします。
ご参考までに次章の「父母様の実体的蕩減路程」の目次をお知らせいたします。
①神側の世界的天使長基盤と独生子、独生女の誕生
②お父様のご聖婚前のご結婚の道の解明
③神様のエバに対する恨の解怨と真の父母様の路程
④お母様の父の立場の勝利とダンベリー
⑤長子権復帰と八定式
⑥父母権復帰と第四アダム圏
⑦重生から見た八段階復帰路程と父母権復帰
⑧神様王権即位式と昼の神様と真の父母様の結婚
⑨天地父母様天一国開門祝福聖婚式から基元節への道
聖書に至聖所という言葉があります。人間としての至聖所はどこでしょうか。体は聖殿であり、皆さんのそれが至聖所です。それを犯す入は、天罰を受けます。一族が引っ掛かります。この基盤を立てるために、先生がどれほど苦労したか分かりません。愛の十字架を背負わなければならないのです。引きずられて行きながら、涙の峠を越え、血まみれのむち打ちに遭う十字架の峠を越えて、その恨の洞窟を埋めるための苦労をどれほどしたのか知れません。
第五篇 真の家庭 第四章 真の子女の教育と家庭天国 第五節 子女たちが行くべき道10 1988.10.29
「神様、あなたはこのようなお方ですね。私の知っている神様はこのようなお方です」と言うと、神様は手を握って痛哭し「お前にはそれが分かったのか。我が息子よ」と言うことになります。その言葉を聞けば、神様は痛哭するのです。大声で痛哭するその声はどれほど大きいでしょうか。その因縁は千年歴史に延長させることができないということを神様は知っているので、涙を拭き痛哭をやめて「我が息子よ」と言うのです。それができる息子が必要であり、娘が必要な神様の立場を知らなければなりません。
「真の神様」第四章 真のお父様の見た神様 六 神様の解怨と孝子の道1.真のお父様が歩み来られた復帰の道