top of page

ノーベル賞越​えを無限に生み出す真の父母様の原理


ホームページの「神様との一問一答、指示の証詞」で述べていますが、​私は2012年9月12日に神様と一問一答の恵みを頂いた後に、約一年後の2013年11月16日(天一国元年10月14日)に神様から「準備しなさい」​という指示が来ました。それはみ言をまとめなさい、あるいは(真の父母様が言いたくても言えなかった)み言の深意を解明しなさいという意味でした。

総論のⅠからⅤまでの内容は、神様から指示を受けてから約10年の間に解明できた内容の総まとめです。その内容を見ると有機的に相互につながった体系であることが改めて分かりました。

ご父母様のみ言は一つ一つの内容がそれぞれ深い意味を持っています。一方、それら全体を一つの内容として捉えるには気が遠くなるほど膨大です。

無我夢中でみ言に向きあって一つ一つ作りましたが、​私自身も初めから全体像が見えていたわけではありません。天聖経を中心に訓読する中で感銘を受けたり、テーマとして上ってきたりした課題、あるいは、良い意味で違和感を覚えたことを掘り下げていくことで一つ一つが出来上がってきました。み言をワードに落として、単語で検索をかけて関連するみ言を訓読しました。それも役立ちましたが、何よりも、祈りの中や朝の起きがけの布団の中でヒントが浮かんだりしました。一つの疑問について何日も何日も解答を求めたこともありましたが、多くの場合、それについて祈り始めたり、求めたりすると、あっけないほどに短時間で回答が得られたことが数多くありました。また、文章を作っていく中で次々と内容が閃くことも多くありました。

天からの指示を全うしなくてはという切迫感もありましたが、それ以上にみ言の秘密の門を開けるような、隠された宝物を見つけ出すような刺激的な喜びがみ言の真意を解明する原動力となりました。

多くの食口の皆様は、原理講論という背骨のようなみ言があって、御父母様のみ言はそれをより深く解説したものだと思っておられるのではないかと思います。私自身もこのサイトを作るまではそう思っていました。

しかし、そうではないことを次のみ言が示しています。

皆さんが分かる原理を教える程度の先生だと思いますか。皆さんが分かる原理は、イエス様までの原理です。先生の時の原理ではありません。

祝福家庭と理想天国Ⅰ P802 「祝福の意義と価値」第四節 祝福を受けるための蕩減条件

イエス様までの原理とは主に原理講論に書かれている原理を指していると考えられます。これは私たちが分かる原理です。それでは先生の時の原理とは何なのでしょうか。

上記のみ言から、原理講論の原理を教えることは御父母様が本当に教えたいことではないことが分かります。新約のみ言から原理講論の出現まで2000年の時間差があるのですが、この2000年間の復帰摂理によって心霊と知能が啓発されて、やっと原理講論の内容が理解できる水準に達する人が出現するようになりました。この線上で考えると原理講論から「先生の時の原理」の理解に至るには更に2000年の心霊と知能の啓発が必要である可能性があります。これは、ご父母様のみ言を毎日訓読しても心霊と知能が追い付かない可能性があることを示しています。要するに訓読しても良く分からないということです。

上記のみ言からもう一つ気付くことは、「先生の時の原理」という言葉を使っておられることです。原理講論は整合性と有機性を持つ体系です。そうすると「先生の時の原理」も整合性と有機性を持つ体系であることが予想されます。

先生はかつて、長きにわたる祈りと瞑想の生活の末、ついに実存する神様と出会い、絶対真理を伝授されました。

それは、宇宙と人生と歴史の背後に隠されたあらゆる秘密を明らかにする、驚くべき内容でした。この内容を社会に適用すれば社会の問題が解決され、世界に適用すれば世界の問題が解決されます。それだけでなく、宗教の未解決問題や哲学の未解決問題も解決されるのです。これは、かつてなかった新しい世界観であり、新しい宇宙観であり、新しい人生観であり、新しい摂理観であり、新しい歴史観です。また、あらゆる宗教の教理や哲学の特性を生かしながら、全体を一つに包容できる統合原理でもあるのです。

第一篇 神様 第一章 神様の存在と属性 第一節 神様の実存


このみ言にある絶対真理とは、​

  • 宇宙と人生と歴史の背後に隠されたあらゆる秘密を明らかにする

  • 社会に適用すれば社会の問題が解決

  • 世界に適用すれば世界の問題が解決

  • 宗教の未解決問題や哲学の未解決問題も解決

  • かつてない新しい世界観、宇宙観、人生観、摂理観、歴史観

  • あらゆる宗教の教理や哲学の特性を生かし、全体を一つにできる統合原理

だとあります。

原理講論は巨大な真理の光として登場しました。しかし、上記のみ言が示すような威力を持っているかと言えば、そこまでは到達していないと感じざるを得ません。


それを可能にできるのが先生の時の原理すなわち「真の父母様の原理」ということになります。

それでは真の父母様の原理とはどのようなものなのでしょうか?

原理講論が原理的な観点からできた体系であるのに対して、真の父母様の原理は真の愛の観点からできた体系だと考えられます。

真の愛から原理が生まれたので、真の愛が原理の原因であり、より高い次元に存在します。そのため、真の愛を中心に出てくる原理が、食口である私達も十分に理解できていない真の父母様の原理であると考えられます。

ご父母様のみ言は真の愛から出てきたものなので、原理講論よりも原因的であり、高次元です。それはみ言を訓読している食口であれば誰でも感じていることです。ですから、ご父母様のみ言を体系化することができるなら誰も見たことのない景色を見ることになります。原理が見せてくれた世界とは別次元の世界です。


私達は原理講義を聴くことを通して新鮮で限りなく希望溢れる世界に触れました。しかし、真の父母様の原理の体系が見せてくれる世界は真の愛が煌めく世界です。この世界を見ると、原理講論の世界がくすんで見えるほどです。

この10年あまり、神様の導きに従ってみ言の深い意味を探求して様々な分野についての文章を作りました。そして出来上がったものを見ると有機的な体系だったのです。

真理を探究するのに最も重要なことの一つが観点だと思います。どの観点で見るかによって真理を探求できるかできないかが決まります。神様は真の愛を中心とする原理で創造されたので当然、真の愛の目で見ることが一番重要です。

私自身も真の愛を中心に置いて追及しましたが、真の父母様の原理と呼ぶには到底十分とは言えません。それでも様々な分野において見たことのない景色を見ることができました。

それは​、真の父母様の原理からノーベル賞など問題外にするほどの遥かに高次元の内容が次々と生み出される予感です。

神様や宗教的な内容を別として一例を挙げますと、

  • 科学的、哲学的分野ではクオリア論です。意識はどこから生じるのか? 意識の中心的現象であるクオリア(質感、情感)はどうして生じるのか?これは認識論の重要な課題でもあります。これを真の愛の観点で解明を試みたのが、クオリア論序、クオリア論Ⅰ、Ⅱ、Ⅲです。クオリアは天地創造以前につながっていることが分かります。すなわち、夜の神様、昼の神様の世界です。つまり、クオリアについては神様を抜きにしては解明できません。しかもクオリアの創造は天地創造以前です。私たち人間は神様の意識の海の中で生活していることに気付かず、自分に生じる意識やクオリア​や知情意は自分が原因で生じていると思っています。これが人間中心主義の根源になっています。しかし、人間中心主義は、実はあまりに恥ずかしいほどの無知から生じているのです。高名な学者、知識人、各分野で権威ある人々、こういった人々は世に並ぶ者なしと己を誇る人も多いのですが、実は驚くほどの無知の世界に住んでいるのです。

  

  • これも科学的、哲学的分野ですが、人間の意識には顕在意識と潜在意識があることは周知の事実です。フロイトが発見したとされる潜在意識は、その後も多くの学者の研究対象となってきました。しかし、意識がどうしてそう​いう構造になっているのかは誰も分かりませんでした。真の愛に基づいて探求した結果が潜在意識論序、潜在意識論Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴです。神様が真の愛のお方なので、人間の意識が顕在意識と潜在意識に分かれていることが明確に分かります。

  • 理論物理学の世界​でも新世界を覗き見ることができます。日本における理論物理学の巨人と言えば南部陽一郎博士です。「自発的対称性の破れ」の発見によって2008年にノーベル物理学賞を受賞しています。宇宙誕生直後にはあらゆる素粒子の動きを数式によって表現できる完全な状態がありました。博士は完全性が自発的に破れたという事を発見しました。これは物理的により安定した状態に移行することで起こったとされています。しかしこの見解は真の愛の観点から見ると残念ながらあまりに不十分です。神様の創造目的を神様の事情から探求して初めてわかる内容です。⇒ 対称性の破れと心と体、生老病死の密接な関係(神様の精誠Ⅲ)


  • ノーベル賞には経済学賞があります。受賞した学者による数々の経済理論がありますが、人類の豊かに貢献したと言える経済理論があったでしょうか?どうしてほとんど役立たないのでしょうか?それは経済理論の前提が間違っているからです。発明、発見、創作活動を含めて、あらゆる労働がお金と交換されるという前提が間違っています。人間の労働は神様から受け継いだ創造力が生み出したものです。お金を媒介に売ったり買ったりできるものではありません。真の愛の世界にお金の居場所はありません。お金は堕落の産物として歴史博物館行きとなるでしょう。お金ベースではなく真の愛を中心とする経済世界の青写真が必要です。⇒ 世界の諸問題の根本にある堕落性(社会再創造論Ⅰ )​、お金経済の確実な消滅と天国の趣味経済(社会再創造論Ⅱ)


一般的学問分野に真の愛の原理を導入すると革命的な内容が生まれます。​私が記した成果はほんの一部に過ぎません。皆さんもどんどん見つけ出してください。真の父母様の原理は極上の宝物を無限に生み出す源泉です。

皆様の中からノーベル賞次元を遥かに超える研究成果を上げる人が出るのは確実です。​しかしその革命は学問分野だけに留まりません。

皆様は様々な分野で活躍しておられるかと思います。

物理学、化学、生物学、心理学、経済学などの学問分野、文学、音楽、演劇​、映像などの芸術分野、工業、農業、漁業、流通、建築、土木、サービス業などの産業分野などあらゆる分野で人々が目を見張るような結果を生み出す人が出てきます。それをするのは私達食口なのです。それも特別な食口ではなく、食口であれば誰でもできるのです。なぜなら真の愛から生み出される創造力は異次元だからです。それは真の愛と一体化まで行かなくても良いのです。真の愛にわずかに触れるだけでも驚くような結果が生まれるのです。

これから重生の役事が始まり、天国の建設が開始されます。そして、どの分野においても私達食口が主役になるべき時が来ています。

Comments


bottom of page