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2020に向かう家庭連合会員の第一使命は夢中になること

私達は歴史上のどの団体の会員よりも名誉ある会員です。一般社会的には宗教法人の一会員ですが、実際は天的な皇族圏に属し子々孫々に誇りうる栄誉ある立場です。いかなる王族にも勝るロイヤルファミリーです。霊界に行ってからも聖人義人や天使天軍に対しても永遠に誇れる立場です。

そうであればこそ2020に向けて果たすべき大きな責任があります。

その責務とは何でしょうか?

「世界平和家庭連合」を成し遂げることができなければ、平和世界は絶対に訪れません。家庭はそれくらい重要なのです。平和世界も家庭から始まるのです。家庭に家族が十人いれば、その家族十人がすべて一つにならなければなりません。一つになり、お互いが縦横に、前後、左右に立体的に和合するようになるときに、理想的平和の世界が訪れるのです。第十篇 平和思想 第二章 平和はどのように成されるのか 第三節 家庭の平和 16  1992.7.10

家庭連合を成長・完成させて、神様と人類が希求してきた平和世界を実現しなければなりません。その起点が家庭です。家庭の平和が世界平和の起点になります。

それでは家庭の平和を成し遂げるにはどうしたら良いのでしょうか?

ですから、統一教会は、世界統一を主張するのではありません。世界統一の前に国家統一がなければならず、国家統一の前に民族統一がなければならず、民族統一の前に氏族統一がなければならず、氏族統一の前に家庭統一がなければならず、家庭統一の前に個人統一がなければならないのです。最も根本になる心を中心として、個人統一をしなさいというのです。

第十篇 平和思想 第二章 平和はどのように成されるのか 第一節 平和世界実現の段階10 1969.5.17

家庭連合の成功のためには個人レベルでの心と体の統一が絶対条件です。今までの世界平和の処方箋は、とにかく世界平和を先に成し遂げれば家庭や個人の平和は自動的になされるという安易なものでした。しかしこれは砂上の楼閣だとお父様が明言しておられます。

今日、天下を統一したとしても、その統一された世界は、その内部に闘いを内包している統一圏の世界であって、その内部が統一されて外的な統一圏を形成した世界ではありません。ですから、たとえ外的な統一を成し遂げたとしても、その世界はいずれ分かれる結果をもたらします。自由を望み、平和を望んで天国生活を享受しようと思っても、現在の何らかの方法で収拾することでは、それを成し遂げることはできません。第十篇 平和思想 第二章 平和はどのように成されるのか 第二節 心と体の平和20  1968.6.9

そうです。世界平和の起点は心と体の統一にあります。

それでは心と体はどうすれば一つになるのでしょうか?

心と体は指向する方向が逆なのでいつもぶつかっているわけです。

しかし一方において、心と体が一つになっているかように感じられる時があります。

それは何かに夢中になっている時です。

例えば面白い本や映画などを見る時、あるいは好きなスポーツを観戦したり趣味に興じたりする時などには食事も忘れ寝るのももったいなく感じることがあるのは誰もが経験することです。普通の時は、体は、食べたい、休みたい、寝たいなどの要求を前面に出しますが、何かに夢中になると体の要求は消えたかのようになります。これは夢中な状態であれば、体も自分の要求を忘れてしまうほどに夢中が良いと感じているということを意味しています。

無我夢中という言葉がありますが、夢中になると無我になり私という意識が無くなります。夢中の状態は喜びに満ち溢れるので自己意識は消えてしまいます。

ただ、この夢中の状態はいつまでも続きません。面白い本も映画もいつかは終わります。スポーツ観戦や趣味に没頭してもいつかは我に返ります。

心と体が統一されるには、心が夢中になり、夢中になっている心に体が惹かれる状態が途切れることなく続く必要があります。お金でも地位でも名誉でも手に入れてしまえば刺激は薄まり夢中状態ではなくなります。

夢中の状態をお父様が例として挙げておられるのが花の蜜を吸うミツバチの例です。ピンセットで尾を引きちぎられても尚、夢中になって蜜を吸い続ける程に魅力あるものは人間世界にはありません。

しかし、私達はそれが有ることを知っています。神様の愛です。

人間は、原理結果主管圏と直接主管圏の過程を経て完成しなければなりません。その過程で堕落したというのです。神様の愛を知らずに堕落しました。これは、神様とサタンだけが知っています。アダムとエバは知らないというのです。無知で堕落した人類始祖になったので、その過程で生まれたすべての人間は、この秘密の峠を越えることができません。

第八篇 信仰生活と修練 第四章 真の父母の人生から見た信仰者の道 第二節 成就の人生6  1995.10.13

人は愛がどんなに良いものか完全に知るよしはありません。ですから先生が愛をもって出てきたのです。「真の神様と祖国光復」第五章 三 真の愛を植えよう

人間は神様の愛を知らないまま堕落しました。知っていたら堕落することはあり得なかったのです。そしてその失われた愛を持ってこられたのが真の父母様です。

私達は真の父母様が神様の愛をもってこられた方であり、神様の愛の化身であることを知っています。そして真の父母様は神様の愛によって心と体が統一された方であることを身にしみて分かっています。

一方、私達はどうでしょうか?

真の父母様の素晴らしさを知って父母様を賛美、崇拝することはしてきましたが自分の中に神様の愛を感じることは容易ではありません。

死のうと生きようと、天のお父様のために生きなければなりません。すべて蕩減過程を経てきて、真の父母のために生きるという言葉も必要ありません。真の父母も必要ないというのです。皆さんは、祝福の中心家庭の位置で報告することができるようになったのですが、その報告は、今の堕落圏内での報告であってはいけません。本然の真の父母まで否定し、本然の神様に父として侍ることのできる一体となった位置から神様に侍る立場にいるので、祝福の中心家庭誰々の名によって懇切に報告するのであって、祈祷するのではありません。そのような時代になったということをはっきりと知らなければなりません。

「神様王権即位式」 第三章 二 王権即位式以後、どのように生きていかなければならないか 2.祝福の中心家庭、自分の名によって祈祷する時代

真の父母様を仲保として神様につながる時代は真の父母様の御名を通して祈祷しましたが、神様王権即位式以後は私達の名を通して報告する時代です。真の父母様が仲保者である時代は終わりました。真の父母様は神様の中心的な体として永遠に人類の父母として存在されますが、私達も真の父母にならなければなりません。私達も一人一人が独り子であり独り娘です。唯一無二の個性真理体です。神様が直接お住まいになる神殿です。

私達祝福家庭が直接神様につながらなければ、真の父母様は神様の前に申し訳ない心情で苦しまれるのです。

私達が、堕落前のアダムとエバのように神様の愛を知らない状態ではみ旨が成就したとは到底言えないのです。

何としても神様に直接つながるんだ!という強い決意が必要です。

御父母様によってその道は高速道路として完成しています。

寝ても覚めても夢の中でも神様と父母様しかない状態。

神様と父母様に魅入られた状態。

他の事が入ってこない状態。

心が神様と父母様に占領され放心状態。

そこに到達するには、初めは心からそう思えなくても、神様と父母様に夢中であるような生活に自分を追い込む事です。

その姿勢を貫き通していくと本物の情が復帰されてきます。

蕩減復帰の原則がそうなっています。

一日の全ての時間が祈りです。

生活の中に祈りがあるのではなく、祈りの中に生活があるという状態が必要です。

夢中であるかのような生活を続けていくことは簡単ではなく苦痛が伴い忍耐が必要です。しかし限界点を超えると本当に夢中になるのです。

神様と父母様に夢中な人の人生は心配や不幸はありません。

神様と父母様に夢中になった人は、心が神様と授受して神様の愛が止まりません。神様の愛が際限なく流れてきます。

体は、その心に魅入られたように従います。そして心を中心に体が統一されます。

心も体も愛が一番いいのです。

神様の愛が一番いいのです。

一番欲しいものを際限なく与えられれば体も不満はありません。

心と体は一つになるなと言っても一つになります。

自己意識が消え、神様の愛に溶け込み幸せに満ち溢れます。

神様の愛に接すれば、どうなるのでしょうか。髪の毛も踊り、細胞も踊るというのです。その愛に100パーセント酔えば、ひっくり返るのではなく、千年、万年、共に住みたくなります。誰かが起こそうとすれば、「起こすな」と言います。このような境地になるのです。「神仙の遊びに斧の柄の腐るのも気づかない」という言葉があります。それほど、人間が想像できない高次元の愛に酔うことのできる道があるのです。 第三篇 真の愛 第一章 第一節16 1972.7.30  P266

心と体が一つになった人が増えていけば、その人は磁石のように他の人を引きつけ魅了してやみません。それが繁殖すれば磁石のような家庭、氏族、民族、国家と拡大しすべての国々がその国に引き寄せられ自然と統一世界になります。

それが世界平和の根本的処方箋です。「私」の心と体の統一を目指し神様と父母様に夢中になって幸せになることが家庭連合の会員の絶対使命です。

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