私たちが生活の中で神様の愛を感じることができないことによって様々な問題が生じていると感じます。
侍義時代だと言われて久しいのですが、侍義に至るためには神様の愛を生活の中でいつも感じていることが必要です。愛するためにはまず愛されているという体感が絶対に必要です。これがないと愛は義務使命となってしまい、愛したくてたまらないという本然の愛の姿ではなくなります。
それでは神様の愛を生活の中で感じるにはどうすれば良いのでしょうか?私たちは証しをする時に、神様の導きで人に出会ったとか、実績が出たとかと言う話をします。それはとても貴重な証ですが、しょっちゅう起きることではありません。普段の生活とはかけ離れて起きる現象です。
普段の生活で神様の愛を感じることができるカギは、神様の95%と人間の5%という原理にあります。これは責任分担の原理だと捉えている方が多いのですが、あらゆる現象において神様の関与が95%であることを示す公式です。神様の公式は必ず被造世界に現れるのでそれを見てみましょう。
宇宙の構成:見えないダークエネルギー+見えない物質であるダークマター=95%、見える物質(素粒子、原子、分子など)=5%
人間の意識:潜在意識95%、顕在意識5%
海の構成:農林水産省のHPによれば、見えない深海=95%、光が届く見える海=5%
これは見えないダークエネルギーやダークマターが見える物質を支えている状態です。
95%の潜在意識が人間の中心意識である5%の顕在意識を支えています。また95%を占める深海が5%の表面にある海を支えています。
神様の95%と人間の5%は、責任分担に止まらずあらゆる現象に及びます。私たちが見えるのは目があるからではありません。神様の95%の精誠がないと何も見えません。同様に神様のの精誠95%がないと、何も聞こえません。何の味もしません。何の香りもしません。
今まで見えなかった人が見える様になったり、聞こえなかった人が聞こえるようになったり、何を食べても味が感じられない人が、突然見えたり、聞こえたり、味を感じる様になれば、これは奇跡と呼ばれます。私たちは当たり前のように、見えるし、聞こえるし、味がします。これは霊人体に仕込まれたものだと思う方もいるかと思いますが、動物でも人間以上に見たり聞いたりできます。これらは神様の95%の精誠によって起こっています。
正確に神様の愛の役事を知っていただくために少々理屈っぽくなりますがご容赦ください。
さて、人間が見えたり、聞いたり、味わったりする五感の仕組みをお話しする前に、95%と5%の原理はどこから来るのかについて知る必要があります。これは性相と形状の関係からきています。創造原理の二性性相にはこのようにあります。「いかなる被造物にも、その次元こそ互いに異なるが、いずれも無形の性相、すなわち、人間における心のように、無形の内的な性相があって、それが原因または主体となり、人間における体のようなその形状的部分を動かし、それによってその個性体を、ある目的をもつ被造物として存在せしめるようになるのである。」つまり性相と形状の役割をみるとほとんど性相が役割を果たしているのが分かります。役割から見た場合、性相が95%、形状が5%と見ることができます。
二性性相を講義する時、難しいと感じる人が多いと思います。性相と形状、陽性と陰性の話は神様の存在証明として話しておられると思いますが、実は愛が流れる関係であることの方がずっと重要です。愛とは為に生きることという一面を強調しますが、これは堕落したためこれを強調する必要があるからです。愛についてのもう一つの重要な概念は次のみ言にあります。
「愛とは、みな好きなことです。愛とは結局、好きになることです。」真の愛 第一章 真の愛というものは 三 愛が介在する時、調和が成される
愛とは好きだという情感のことです。神様も人間もこの好きだという情感を求めて生きています。好きだという情感を得られた時に幸せを感じます。三大祝福はこの好きだという情感の実現です。第一祝福は神様が好きだ、自分が好きだという情感の実現です。第二祝福は相対が好きだ、子女が好きだ、家族、氏族、民族、世界、天宙が好きだという情感の実現です。第三祝福は万物世界が好きだという情感の実現です。
さて、陽性と陰性を見ると陽性は陰性が好きです。陰性は陽性が好きです。性相と形状を見ると、性相は形状が好きです。形状は性相が好きです。性相と形状の関係に最強の好きだが現れます。人間と神様の関係は性相と形状です。人間は神様が大好きですが、神様も人間が大好きです。神様は一番欲しかった体という形状を人間に与えられました。
「アダムとエバの創造目的は第一に、アダムの体を無形の神様が着ることであり、二番目は、体を着ることによって震動的な衝撃が来るようにするためです。言葉だけでは駄目なのです。この衝動的な刺激に喜びを感じるのです。」真の神様 第一章 神様の本体 二 無形の神様は体が必要 1.体をもつためにアダムとエバを創造
愛の観点から見ると第一祝福は個性を完成することが中心ではありません。神様が人間という体を着ることであり、人間から見れば神様に着られることです。この時に神様も人間も好きだ!という強い情感を得ることができるのです。
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